2011年12月3日土曜日

私の財布は何故軽い?

ダイエットというと、女性の「美容のため」、メタボ対策の「健康のため」と言うのが一般的な目的だ。最近、私は何のためにダイエットしているのだろうと自問したことがある。前述の二つの目的には当てはまらない。
以前大阪の病院の神経内科の医師に「よくこんな筋力で歩いてますねぇ」と感心されたことがある。スケッチが得意な屈強な山男BY氏が、たった200gのスケッチ用鉛筆ホルダーを「重いので、ザックには入れられない」と言った事がある。わたしの日常歩行は昔楽しんでいた山登りのような感覚だ。自分のダイエットは、できるだけ長い間、二足歩行することが目的だった。
こんなことを考えなかった頃ダイエット中、とにかく体重を軽く記録したい想いから、朝晩二回スッポンポンで計測していた。おまけに、1万円も叩いて入手したダイエットレシピに、朝晩姿見で自分の裸を見ろと書いてあった。”蝦蟇の油”式ダイエットだ(^^ゞ
しかし「自分で歩ける」ことを目的とした私のダイエットでは、日常の服を着た状態、かばんを持った状態など身につけたもの全てが、自分の体重となることに気がついた。それから、普通の格好で体重を計るようになった。これで寒い朝も風邪をひかずに済む。
左のグラフは当初裸で計測、途中から服を着て計測に切り替えたものである。女子栄養大学のカロリー計算ソフトとiPhoneでカロリー摂取と消費をコントロールするようになって順調に減ってきた。
皆さん、たまにフィットネスにお金をかけるなんて無駄ですよ。ラーメン1杯食べるとクロールで一時間泳ぐのに匹敵する。それより、日常の家事(調理、掃除、洗濯などなど)と、できる人は毎日の散歩で十分エネルギーを消費できる。カロリー管理してわかったことだが、大好きなお菓子だけは、一日の中で何回も食べるチャンスは無い。なので、厳選したお菓子を一回だけ、大切に食べるようにしている。
先日買い物の釣り銭が沢山貯まって、財布がパンパンになった。家内に「重いので両替して」と頼んだら、なんの冗談を言っているのかと言う顔をしていた。理工系仙人としては実証を重んずる。キッチンスケールを持ち出して、100円硬貨20枚と1000円札2枚の重さを比べて見せた。これだけで約100gの体重を減らすことができる。経験者はお解りと思うが、100g体重を減らすのに皆、大変な思いをしているのだ。
だから私の財布の中は札だらけ。しかし敵もさる物、すぐに羽根を生やして飛んで行ってしまう。