2012年9月30日日曜日

茗荷の甘酢漬け

  古典落語に「茗荷宿」という、滋賀県大津を舞台にした噺(はなし)がある。昔から「茗荷を食べると物忘れをする」と言われているが、大津宿(おおつじゅく)はずれの、はやらない旅籠(はたご)の夫婦が、泊まり客から帳場で預かった200両の大金。客を茗荷料理攻めにして、それを忘れさせて、だましとろうと作戦をたてる。
  作戦は見事成功かと宿の主人夫婦は喜んだのもつかの間、客は最後に預けたことを思い出す。しかし宿賃を払うのを忘れていく、というのが落ち。

2012年9月29日土曜日

安い美味い 新鮮組

新鮮組  嫁の家?のプリンターが故障した。詳しいソルトTA氏にも見てもらったら「修理要」との判断だったという。
  最近のプリンターは、おかしな話だが修理代より新品のほうが安い。新しいモノ好き仙人は「待ってました」とばかりに、最新型のプリンターを発注し、次の日には雨仰庵に届いた。

2012年9月26日水曜日

SUやの栗きんとん

栗虫?羊羹と栗きんとん
もうすぐ食べられてしまう栗きんとんと栗虫?羊羹
  どの殿様かはわからないが、昔、信濃と丹波の殿様が国替えになり、丹波の殿様が持ってきた丹波栗が今の小布施あたりの栗になり、信濃の殿様がそば職人を連れて行ったのが、出石そばの始まりと聞いたことがある。以前住んでいた綾部市は街中に丹波栗の畑があって、6月ごろ花の時期は家の近くでもエグい匂いがしていた。
  信州も、丹波地方と同じように栗菓子がいろいろあるが、飯田市のとなり町、岐阜県中津川市は「栗おこわ」と「栗きんとん」が名物だ。わたしの思う「栗きんとん」は、正月のおせちにあった、芋きんとんに、運がよければ見つかる栗の甘露煮が入ったものだ。だがこの中津川の「栗きんとん」は、栗を裏ごしし、茶巾絞りにした季節限定の和菓子。

2012年9月24日月曜日

逃げ隠れする「虫ゴム」

虫ゴムの要らない空気バルブ  あさってはピアノレッスン。大人の身だしなみ「脱毛」ついでに買物に出かけた。
  少し歩くと膝がゲラゲラ笑って、ジンジンして立っていられない。スーパーで車椅子を降ろしたら、左のタイヤがぺっちゃんこ。日頃の心がけが悪いので、かんじんの時に役に立たない。
  暑い車の中に入れっぱなしだったので、たぶん虫ゴムが溶けたのだろうと、前の車いす用に買った「虫ゴム」を探した。案の定、わが家の探し物は、いらなくならないと出てこない。

2012年9月20日木曜日

まぁどぉしましょ、こんなに安くていいのぉ?

豊水  先週の木曜日早朝、BYボッチ氏からメールが届いた「いま飯田にいます。」
  以前設計施工した、農協の選果機プラントのメンテナンスに朝早くから出張してきたとのこと。
  午前中の早いうちに仕事が片付いたので、雄勝の絵をみてもらうために、会社には内緒でちょっと寄ってもらった。

2012年9月19日水曜日

小さな昆虫館Ⅳ 世界の甲虫類とハチ

第4回 小さな昆虫館 世界の甲虫類とハチ
  花に来るチョウの写真を望遠で撮っている時、カミキリムシも一緒に映っているときがある。なんとカミキリムシはアルファベットのTの字、尻を下にして竹とんぼのように飛んでいる。
  とくにハナカミキリは小さいが、赤や青のメタリックの羽根(鞘翅:さやばね、しょうし)を輝かせてホバリングしている姿は、なんとも美しい。

2012年9月18日火曜日

寝たきり対策 ローゼットとロゼットどっち?

工事中のベッド脇ローゼット  今日は朝早くからにぎやかな日だった。落ち葉がたまって、屋根の塗装がさびかけたので、塗り替え工事。ついでに、違法状態になっている火災報知機の設置工事。電気屋さんが来てくれるならと、屋内LAN配線工事(イントラネット)を工務店にたのんだ。

2012年9月16日日曜日

NK-Japan氏の初お点前

  一ヶ月ほど前、くだんのNK-Japan氏からお茶席の招待を受けた。今日、松川の光蓮寺でそのお茶会があった。光蓮寺と言えば、昨年の12月30日のブログに登場したご夫妻のお寺。大黒様は、手描室S先生の姉上だ。
  せっかくのご招待なので、家内、チョウキチIGさんの御方様、NK氏の北の政所と連れ立って、美味しい菓子を目当てに出かけた。

2012年9月14日金曜日

「手描室」 ツリフネソウ

ツリフネソウ  本日、1ヶ月ぶりの手描室。ツリフネソウを描いた。
  家内は野草が好きで、20数年前、野草の本を買っていろいろ花の名前を調べていた。その本の表紙を飾っていたのが「ツリフネソウ」だった。
  花の形はよくみかけるラッパのような形だが、花のつき方が変わっている。ふつうラッパの根本が茎につながっているが、この花はラッパの開いたあたりにガクがついていて、ぶら下がっている。横から見ると、ほんとうに船を吊ったように見える。

2012年9月12日水曜日

「手描室」番外編 水浜の絵を描いてケライン

日の出
震災前の水浜「日の出」
  2月に石巻のYAさんを訪ねたおり、「震災前の水浜の絵を描いてほしい」と言われた。(水浜: YAさんのふるさと石巻市雄勝町水浜)
  2006年に訪ねたとき、その景色にほれ込んでパノラマ写真を撮ってあったので、それをもとに描くことにした。いつものように、調子が悪いのなんのとグダグダして半年、8月の初めになって、ぼちぼちとりかかった。

2012年9月10日月曜日

初秋のコンフィチュール プルーンジャム

ルビー色に仕上がったプルーンジャム  雨仰庵邪夢倶楽部会員番号1番ピアノのK先生によると「プルーンジャムが一番美味しい」
  あんことジャムに、口が肥えていらっしゃる方のお薦め、まちがいなし。

2012年9月8日土曜日

お蔵入りになった糠味噌漬け器

お払い箱になった「糠味噌漬け器」  「糟糠の妻」という言葉がある。 貧しい暮らしを一緒に支えた奥さんのことだが、一生貧しい暮らしをしている人には使わない。
  だから、わが家の奥様は「糟糠の妻」になりそこねた。

2012年9月5日水曜日

Yチェア イーゼルとしても最適

  今日はピアノ・レッスンの日だったが、足の具合が悪く(膝がカワセミのようにわらう)、K先生には申し訳ないが休ませていただいた。ピアノレッスンと手描室だけが唯二の楽しみ、昨日は散髪マルガリータもした。残念だったが、昨年の骨折に懲りて大事をとり、パジャマの日になった。
  膝に力が入らないので、椅子に座る時ドシンと尻餅をつく。そのせいで、家付き娘の椅子が、次々と6脚ともほぞが緩み、グラグラになって危険な椅子になった。

2012年9月3日月曜日

「雨仰庵キッチンスタッフ」 ギザギザトマトナイフ

トマトナイフ  15年ほどまえ、ドイツ出張の帰り、デュッセルドルフで半日、飛行機待ちの自由時間ができた。
  時間つぶしに、一人で街中のデパートで台所用品売り場をうろついた。当時、まだ日本では高価だったヘンケルの包丁を、(家内の土産に)買いたいと思ったからだ。

2012年9月2日日曜日

ついつい、お手つきをしてしまった(^^ゞ

ヤママユ展翅  「とっ殿!そんなごむたいな、あぁ~~ぁ~」
私は、チョウや野草は写真で撮ることにして、できるだけ採らないことにしている。が、昨夜ついに、こらえきれずヤママユ姫に手を出してしまった。
  ”できるだけ”なんぞと曖昧な表現をしたのは、じつは2年前にも手を出したことがある。そのときは、腹や胸部を圧迫したり針を刺しても、なかなか成仏してくれず、鱗粉や毛をとびちらせてあばれまわるばかりで、かわいそうなことをしてしまった。