2012年2月7日火曜日

ピアノのふたはいつも開けておきなさい

手描室ワゴン
手描室ワゴン

  ピアノのK先生から「ピアノのふたは、いつも開けておきなさい」と、弟子入りしたころいわれた。ピアノのそばに来たら、いつでも弾けるように。たしかにグランドピアノのふたは重い。ひ弱な仙人には一苦労だ。教えを守り、パジャマの日以外は、毎朝ピアノを綺麗に拭いて、終日ふたを開けている。

  昨年暮れからお世話になっている「手描室」。絵を描くのにこんなに場所を食うとは思わなかった。6号のスケッチブックを開け、絵の具、タオル、水、筆をならべると、6人掛け食卓の80%を占める。おまけに私は散らかす名人だ。いざ絵を描こうとおもったら、散らかり放題の食卓をまず片付けなければならない。なかなか絵に取り掛かるのが億劫だ。そこで、K先生の教えを思い出し、絵の道具も開けっぱなしに出来るよう、「手描室ワゴン」を置くことにした。これで、スケッチブックのスペースさえ空ければ、いつでも絵を描くことができる。

  それにしても、散らかっていると、なんとなく落ち着くのは私だけだろうか?