2012年1月18日水曜日

お茶にうるさい子供

高級川根茶と虎屋の羊羹!(^^)!
私の父親はお茶が好きで、昔、交通の不便な頃から、千頭(せんづ:川根町=静岡の銘茶の産地)まで、わざわざお茶の買出しに行っていた。普段、家族が飲むお茶(番茶)は自宅の茶畑で収穫したものだったが、親父が飲むお茶だけは特別。母親にも触らせず、自分でお茶を煎れていた。いま思うと、ものすごく高いお茶だったが、近所の人が来るたびに、気前良く振舞っていた。そのたんびに幼い私も玉露の相伴に与り、(口の中で玉を転がすような)味わい方や、お茶をいれる時の湯の加減や時間を、繰り返し聞かされた。良く近所のおじさんが夕飯後遊びに来たが、その時間に飲むと、必ず「お茶に浮かされた」(熱に浮かされるという言葉はあるが、我が家では、お茶を飲んで眠れなくなることを、こう言っていた。一般的な言い方かどうかは分からない)
昨年暮れ、川根の友人RTさん(お茶農家)が、全国お茶の品評会で入賞した、高価なお茶を送ってくれた。また、このブログで「虎屋の羊羹を一度食べてみたい」と書いたものだから、従姉妹達がわざわざ東京から送ってくれた。 という訳で、本日のおやつは豪華絢爛「川根銘茶」と「虎屋の羊羹

子供の頃、母親が父親に「この子にゃぁ、困ったよぅ」とこぼしていたのを思い出す。母親と一緒に、どこかの家にお客で行って、出されたお茶を「かぁちゃん、このお茶不味い!」と、その家の主人の前で言ったとか。昔から、言いたいことをはっきり言う性格だったらしい(^^ゞ