2012年3月10日土曜日

春をよぶ雄勝定食

雄勝定食  信州の山奥に住んでいると、ふきのとうや、淡雪をかきわけて芽を出す雪割草に春を感じる。もうじき、庭の枯れ木からタラの芽も顔を出す。
  せっかく芽を出した雪割草も、また朝から降った雪に埋もれた。思い出すと、あの日も雪だった。 東日本大震災から丁度一年経った今日、石巻雄勝から別の春の贈り物が届いた。三陸の春は、この時期採れる「新ワカメ」が運んでくるそうだ。
さっそく夕食に、ありがたくいただく。

春の雄勝定食
1.おなじみ「ケラインたこ飯」
2.新ワカメのスープ、生姜をきかせて、高森の産みたて卵を浮かせた
3.メカブの酢醤油
4.ワカメの茎の煮物
5.ツブ貝の煮物

  やわらかで、かつシャキッとした新ワカメ。トロトロのメカブ。コリコリとしたワカメの茎。信州の山の中で、磯の春と香りを堪能した。

  YAさんにお礼の電話を入れた時、「一年経っても、まだ夢のなかにいるようだ。」という言葉が、胸にひびいた。