2012年3月6日火曜日

春のコンフィチュール 文旦マーマレード

文旦マーマレード
貴婦人の香り”文旦マーマレード”
  雨仰庵玄関前の庭で、フキノトウが一斉に顔をだした。春がそこにいると感じる。この季節になると毎年、神戸のF女史が、箱いっぱいの文旦を送ってくれる。いつも高価なものを申し訳ないと思うが、家内も私も大好きで、有難くいただく。この文旦、食べておいしいのはもちろん、もうひとつ作る楽しみがある。皮をマーマレードにするのだ。雨仰庵御禁制邪夢倶楽部では、マーマレード部門人気ナンバー1。ヨーグルトのトッピングに最高。貴婦人の香りがする。


文旦美味しそうな文旦
文旦マーマレード水に晒す一度湯通しして1時間くらい水に晒す
文旦マーマレード煮る前煮る前の水加減は、文旦がヒタヒタより頭を出している
文旦マーマレード仕上がり砂糖を2回に分けて入れる
1.材料
文旦の皮(今回500gあった) 砂糖 文旦の皮の80%=今回は400g ●クエン酸 小さじ1
2.作り方
(1)文旦の皮をよく洗って、適当な幅(5cmくらい)に縦に切る。
 (実のまわりの白いワタも丁寧にとって、マーマレードの材料とする。)
(2)スライサーで薄く切る
  (私は、フードプロセッサーのスライサーを使っている。)
(3)お湯を沸かし、スライスした皮を茹でこぼす。
(4)流水で1時間ほど晒す。
  (作ってみて、刺激の好みによって、時間を加減する)
(5)晒した皮の水を切って、鍋に入れ、ヒタヒタより少し下まで水を足す。(400~500ccぐらいだった)
(6)クエン酸を小さじ1杯入れて、煮立ったら中火弱(フツフツしている程度)で10分煮る。(皮を潰せる程度までやわらかく)
(7)砂糖を半分(今回は200g)入れて、10分煮る。(焦げないようかき混ぜながら)
(8)残りの砂糖を入れて、更に5分煮る。
(9)少しとろみが付く程度で火を止める。まだシャバシャバだが、冷めると皮が液を吸い戻す。
(10)次の日になっても、シャバシャバの場合は、最初の水が多すぎが原因。(私も何回か失敗した。)
こんな時は、捨てずに、市販の「ペクチン」を加えて、とろみをつけると良い。

  上品な味のマーマレードができた。出来上がりで1.5kg弱だった。

  最初に”貴婦人の香りがする
”と言ったが、実は、私の交友範囲には貴婦人がいないので、”貴婦人の香り”がどんなものか、本当は知らない。