2011年11月23日水曜日

そらとび松平君を想う

うるせぃ!
雨仰庵に引っ越した初冬、薄暗い中、カラマツからカラマツに飛ぶ奇妙な大きな黒い鳥を家内が見た。これがどうもムササビだったようだ。となりのヨシ爺から「近所で、天井裏にムササビに入られて困っている家が、何軒もある。」と聞いていた。ここはもともと別荘地なので、普段住んでいない家が狙われるようだ。我が家の場合は小さな穴を開けたばかりで、以前述べたように、スズメバチが出入りしていた。これから本格的穴あけ工事をしようとしている最中に、我々が引っ越してきて邪魔をしてしまったらしい。
ある日、ふとベランダの軒に妙なものがぶら下がっていた。ムササビが梁の上で昼寝をしていた、その尻尾だった。こちらは、わいわいしながらカメラを構えると、眠たそうな怖い目でにらまれた。私はカラマツの松をとって、子供のころお世話になった近所のおじさんの名前を貰って「松平」と名付けた。棲家を奪ってしまったお詫びに柱に手作りの巣箱を掛けたが、気に入らなかったとみえて、その後の松平君の姿を見ない。
代わりにヤマガラの新婚夫婦が、毎年初夏になると子育てをしている。