2011年11月21日月曜日

老学事始め その2 本物のピアノを買う

YUS3
YAMAHA YUS3-SEB
クラビノーバを弾いて約2年半、近くの喫茶店に行ったらグランドピアノが置いてある。ママに弾いてもいい?と訊ねたら快くOKが出た。が、いざ弾き始めると全くキーとペダルの重さが違う。音が出ない。以前、普段、電子ピアノで練習している子が、発表会で本物のピアノを弾くとその違いに立ち往生することがある、と聞いた。クラビノーバのカタログには「本格的な音とタッチ」と今でも書いてある。YAMAHAのうそつきめ!
そのピアノは自動演奏できるピアノで、新発見であった。早速カタログを調べて、我が家は設置場所(当時居間以外は全部和室だった)を考えて、YAMAHA YUS3-SEBというアップライトに買い換えることにし、駒ヶ根の楽器店に発注した。いつまでたっても見積もりがこないと思ったら、いきなり120万の契約書が送られてきて、判を押して返送しろと書いてあった。 修行が足らず、おまけに気の短い仙人はプチッと切れて「たかが40kmの距離、顔を見せに来い」と電話した。「忙しいので伺えません」との言だったので、その場でキャンセルしてしまった、さぁ困った。
長野のBY氏に相談すると「おれ、ピアニスト2人も知ってるよ。聞いてみる」・・・あの音痴のBY氏にピアニストの友人がいるとは信じられなかったが、ほどなく紹介の連絡があり、トントントンと仲介業者も決まり、同じピアノを発注、2008年5月に無事雨仰庵に届いた。 しかも、このピアノは付録に先生が付いていた(^^)!
これでバッチリ、自分の葬式で、このピアノに自分が弾いた「別れの曲」を自動演奏させてやる。ところが、本物のピアノで練習しても、先生のところのグランドピアノが弾けない。キーの重さ、ペダルの重さがまったく違うのだ。 私の場合、脚だけの障害から、手、腕にも障害が進んできて、健常者にはなんともない少しの負荷(重さ、強さ)の変化でもついていけない所がある。 また、後から調律師の方に聞いたところ、自動演奏するための装置がかんでいるので、普通のピアノより、キーもペダルも軽くなっているのだそうだ。 これも後日談だが、先生曰く「何であんな変なピアノ買うのかと思った。普通のピアノ買えばいいのに」・・・最初から言って欲しい(-_-;)
もうひとつおまけに、演奏を記憶させるのも、それをこのピアノに再生させるのも非常に面倒でわかりにくい。私の葬式でマイマイしている家内が、操作できるわけがない。おまけに170kgもある。どうやって、忙しい最中に葬儀会場に運ぶのか。 私の壮大な計画は大きな壁にぶつかった。
ということで、前回の写真のグランドピアノを1年後の2009年6月に購入した。グランドピアノ様の納まる8畳の部屋(雨仰庵最大の部屋)の基礎も補強、床も板張りにリフォーム。 効果てき面かどうか、その後先生のところのピアノの指や脚に感じる違和感は徐々に減っていった。(上手く弾けるようになったという意味ではない、あくまで違和感)
葬儀場ではCDに録音したものを流すことにし、5万円もするマイクとPCMレコーダも用意した。 が、手が引きつってなかなか録音できない。先は長そうなので、長生きをしなければならない。

それにしても、2005年暮・クラビノーバ(新品)→2008年5月・アップライトピアノ(新品)→2009年6月・グランドピアノ
3年かかって最後に残ったのは中古のピアノだった、あぁ(^^ゞ