2013年2月17日日曜日

雨仰庵マイクロ・ミニ昆虫館「日本の蝶」

マイクロミニ昆虫館
マイクロミニ昆虫館
日本の蝶

 キッチンと床バリアフリー工事もおちつき、やっと荷物も片付きつつある。かねてから蝶を一年中眺めながら暮らしたいと思い、昨年ドイツ箱(昆虫標本箱)を取り寄せ、日本の蝶の何種類かをご近所の蝶キチ飯田流家元IGさんに譲っていただいた。それに、昨年夏自分で標本にした「ヤママユ」を加え、3箱の標本ができたのでマイクロ・ミニ昆虫館を開設。これでかねてからの夢がかなった。(ほんとうは標本をずっと展示していると、退色してしまうので好ましくはないのだが)


ドイツ箱に豆カンを取り付ける
豆カンに平紐を通す
額受を自作

(1)まずドイツ箱の裏に豆カンををとりつける。ほんとに小さいネジなので心配だが、このドイツ箱、6号の水彩画を額装したより軽い。

(2)つぎに、とりつけた豆カンに平紐を通し結ぶ。この時結び目は左か右端に寄せなさいと、手書き室の展示会で教えていただいた。真ん中で結ぶと吊るす時、フックを自由に移動できなくなるからだ。

(3)カインズホームで額受をさがしたが、ドイツ箱の厚みが60mmもあり、そんな大きなものは見つからなかった。そこでステンレス製のL金具に滑り止めのコルクを貼り付け自作した。穴をあけてネジどめするつもりだったが、L金具が固くドリルの刃?(歯)が立たなかった。しかたなく一晩かけてボンドでくっつけたら、タジカラメの家内がちょっと触っただけで外れてしまった。

(4)あとは額を吊るす要領でかべにかける

※豆カン
額を釣るフックをかける紐をとおすための金具。ネジをとめる金具の端に、自在に動く三角のひも通しが付いている。IGさんが「小さな昆虫館」を開催する時、ずいぶんと探したが見つからなかったといっておられた。
 「余った豆カン要ります?」とたずねると、奥様が「豆カンって、まだ食べたことがない」と仰った。