今日は、自称(長野県民にしては)変なおばはんNJ女史と、小諸のTK女史親子が、遠路雨仰庵を訪ねてくれた。 6/1に東御市の梅野記念絵画館へ犬塚勉展を見に行ったおり、雨仰庵の野草、実は増えて困っている雑草のようなものをさし上げるという約束だった。
しかし、わが家を訪れる客はなんと皆晴れ族か。4月のDJ夫妻、5月のYAさん夫妻、そして今回と、雨続きの中でラッキーにも「その日だけ晴れ」という日にやってくる。
上品な客のみ、最近案内する近くの和食処「おおぶち」で昼食を取りながら歓談。 最近関西風の味にホームシックのTK女史にも満足していただいたようだ。 家に帰って、和菓子の交換会。 ふだん家庭で喋り足らないのか、それとも自動的に口が動くのか、よく喋る。次は、「佐久の恋?鯉が食べたい」と、NJ女史に料亭調査をお願いした。 食い意地仙人、菓子の食べ過ぎでカロリーオーバー、夕食抜きになった。
TK女史の妹さんが小諸で酪農をしていて、出荷前の生乳をおみやげに頂き、いま美味しくよばれた。濃厚で懐かしい味だ。
小学生低学年のころ、静岡市(もと清水市)の生家のうらに乳牛を飼っている家があり、あの時代では珍しく、わが家は毎朝牛乳を飲んでいた。 生乳を暖めると、黄色っぽいオブラートのような膜が浮いてくる。ホントは、箸ですくって捨てるのだが、私は内緒で食べていた。
毎朝ビール瓶を持って牛乳を貰いに行くのが、私の役目。ある日、牛乳をもらって家に帰るとき転び、瓶が割れて大怪我をした。 10km離れたおやじの勤めていた病院で、ガラスのかけらを取り出す手術中、恐くて、目をつぶって懸命にこらえた。今でもその傷が、右手のど真ん中に残っている。