2012年6月15日金曜日

スカボロフェア・ガーデン

  若き頃のダスティン・ホフマン主演の「卒業」という映画を、1971年か72年に京都三条の映画館で観た。若い兄ちゃんが、ガールフレンドのお母ちゃんにたぶらかされ、最後は、他の兄ちゃんと結婚しようと、式を上げている最中の教会から、元カノをかっさらうと言う、この歳になってみると、たわいもないストーリーだ。
  テーマ曲は「サウンド・オブ・サイレンス」、当時ファンだったサイモンとガーファンクルの曲だ。映画そのものより、S&Gの曲に惹かれて観に行った。 サウンドトラックでは、主題曲の他「ミセス・ロビンソン」「スカボロー・フェア」「四月になれば彼女は」など、おなじみの曲が多い。

  そのなかで私は「スカボロー・フェア」が好きで、よく意味もわからないまま口ずさんでいた。

「あゆごいんとぅすかぼろふぇあー、ぱすりせいろーめりあんたい・・・・
    (鮎はスカボロフェアを誤飲すると、ローメリは安泰だとパスリが言う・・・・・
    何のこっちゃい?) 」

  テレビの料理番組を視るようになって、サビの部分の歌詞がわかってきた。
    「パセリ、セージ、ローズマリー、&タイム」…なんでぇ南蛮の薬味(ハーブ)の名前を並べているだけじゃん。

  そこで、一昨年、私が歩いて採りにいける所に「スカボロー・フェア・ガーデン」を洒落で作った。パセリは日本でいうイタリアン・パセリだが、今まで何回も栽培に失敗している。そこで不味いが日本のパセリを(最近、試してガッテンで美味しく食べる方法をやっていた)。それにチェリーセージ、ローズマリーとタイムを滋賀県から移植。番外で、イタリアンに欠かせないオレガノとバジルも植えた。
  今年になったら、近くにあったユキノシタがのさばってきて、殆ど全滅。日当たりが悪かったらしい。 かろうじて、一番不味いパセリと俺が残った(オレガノが残った)……f^_^;)