今日はピアノレッスン。いつも指導の前に、指慣らしの時間をいただく。だいたいバッハのプレリュードハ長調と嬰ハ長調で調子を見る。
まだ指慣らしダッチュウのに、すでにチェックが入っていて
「せっかく弾けるようになっているのに、もう少し落ち着いて弾いたらどう?もっと楽しく弾けるようになりますよ。」と、早速(いつものように)ダメ出しがきた。
4年ほど前、京都のM先生からも「下手な人ほど、速く弾きたがるのよねぇ」と言われたことがある。
最近、初心を破って、楽譜を見ながら弾く練習をしている。弾けていた曲が、時々真っ白になって立ち往生する事がしばしばある。今まで指導いただいた曲がだんだん増えてきて、暗譜しきれなくなったためだ。
楽譜を読む負担の引換に、最初曲の表現を無視して練習しようとした。K先生に相談すると「曲のイメージは崩さず、ゆっくりと弾くように」と、指導を受けた。このゆっくりが、いらち仙人には難題だ。今まで、勢いで指を動かしていたことがよくわかる。太極拳をご存知の方は、あのゆっくりとした連続動作の難しさを想像してもらうとわかりやすいと思う。
とにかく、楽譜を見ながら弾くことも新たな挑戦なわけで、ストレスがたまるが、これはこれで楽しい。
先日ネットの記事で、「10,000時間やれば、どんなこともなんとかなる」というのがあった。少くて5,000,多くて15,000時間と幅があった。
「なんだい一万時間かぁ」と電卓を叩いてみたら、毎日欠かさず3時間ピアノの稽古をして9年。優秀な人で4年半、それなりの人で15年。当初、毎日3時間を目標に練習したが、それを9年間、盆暮れ正月なしとは。
なんともなんないじゃぁないか ^^;
皆さん、何か一万時間続けたものがありますか?そいうもの持っている人は、やはり尊敬に値する。
6月のレッスンは、いつも月末を基準に調整していただく。帰る途中、千曲市森(あんずの里)に寄って、ジャム用杏を仕入れるためだ。今日も、いつもの店に直行して10kg買ってきた。明日から、いよいよ夏のコンフィチュール工場オープン(^^)v