20年ほど前に住んでいた京都府北部の綾部市。いま原発で有名になった福井県大飯町に抜ける谷あいに、上林(かんばやし)地区がある。山蒼く水清き里、よく訪れた。その中ほどに「かやの里」という和食の食事処があった。茅葺きの古民家を改造した、雰囲気の良い店で、綾部のわが家に来てくれるお客さんのうち、上等な人の接待に使っていた(^^)
ざんねんながら、だいぶ前に営業をやめてしまった。
その店で供される上林川の天然鮎は、夏季節の絶品であったが、この時期、竹筒を器にした「筍の味噌グラタン」も忘れられない味だった。家内がゆでて持ってきてくれた筍の最後の料理として、味噌グラタンを作ってみた。
| (1)材料(二人分) ●ゆがいた筍 150g 2~3cmに切り、縦に1mmの薄切り ●小エビ 8匹(50g) ●貝柱 30g ●きのこ 適当に しいたけ、しめじ あわせて80g ●アスパラ 2本(70g) 斜めスライス
あわせて400gほどの、好きな材料をそろえる
●バター 20g 炒め用と焼き用 |
| (2)ソース ●卵黄 2ケ分 試作で全卵を使ってみたが、味噌の味が飛んでしまった。 ●マヨネーズ 大3 ●味噌 20g ●牛乳 1/3カップ これを混ぜておく ●バター 20gのうち、5gほどをちぎっておく |
| (3)作り方 ●バター 15gをフライパンで溶かし、(1)の材料を炒める ●火がとおったら、醤油少々で薄く味付けする ●(2)のソースを入れ焦がさないようにかき混ぜながら火を通す ●グラタン器に入れ、上にちぎったバターを散らす ●オーブンのグリルモードで、20~30分表面に焦げ目がついたら完成 |
家内も「あっ、かやの里の味だ(^^)」と、久しぶりに私の料理を褒めてくれた。