2012年12月8日土曜日

「富士には月見草がよく似合ふ」忍野八海から御坂峠

忍野八海の富士
忍野八海の富士
  12月6日夕方は強烈な逆光だったので、翌7日の朝、再度「忍野八海」を訪れた。静岡側の富士は傾いていたり、傷があるので北斎も描かなかったという。いまでもカレンダーに載る富士は圧倒的に忍野の富士が多く、ほんとに姿が良い。久しぶりに(近すぎて)首が痛くなるような富士をみた。

御坂峠の富士
御坂峠天下茶屋からの富士
  忍野を出て、こんかいの目的地「河口湖ミューズ館」に、与勇輝さんの人形を見にゆくが、私はおしの公園で「小池邦夫の絵手紙美術館」をみた段階で脚にきて、家内だけおじゃますることになった。
  私は花より団子、待っている間にネットで「ほうとうの美味しい店」探しをして、比較的評判のよかった「ほうとう不動」に寄る。以前食べたことがあるが、とんでもない大きな鍋だったので、小さいのは無いかと尋ねたが、相変わらず4人前ぐらいの大きな鍋に入ったほうとうが出てきた。量は今で言うメガ盛りだが、味は上品なみそ味だった。


天下茶屋
天下茶屋
  飯田への帰りは、ホテルの若旦那に教えてもらった御坂峠越え。40数年前、NK-Japan夫妻と来たことがある。しかし御坂峠旧道は冬季通行止めで「天下茶屋」でUターン。いまはずっと下の方に新しい御坂トンネルができていて味も素っ気もない道になっていた。

 この天下茶屋は井伏鱒二が逗留していた事で有名だ。交流のあった太宰治がここを訪れ、2ヶ月ほど滞在し、その時のことを「富嶽百景」に書いたと言われている。こんなことを高校の国語で習ったが、覚えているのは「井伏氏は放屁(ほうひ)なされた・・・」という一文だけだ。

  天下茶屋は今も健在で営業していた。道の反対側の崖の上に有名な「富士には月見草がよく似合ふ」という、太宰治の碑があるが、40年前と違って、いまの私の脚では行く事ができない。