2012年12月24日月曜日

版画とピアノの練習の二刀流は疲れる

  彫りを始めて2日目。今年もピコピコウルトラマンタイマーを使って、15分彫って15分休み。この休み時間にピアノの練習をしたら一石二鳥。
  と思いきや、版画とピアノ練習は同じ疲れ方をする。休憩にならず、ますますぐったり。版画が仕上がるまで、ピアノはしばらくおあずけだ。
  結局休憩は、たまっているビデオの大バーゲンセールになった。  
  普段、私はテレビを生で見ない。ニュースはほとんどネットで見るし、見たい番組は録画しておいて、(1〜2時間もテレビに集中することができなくなったので)CM飛ばしをしながら小刻みにみる。 昨日から、おかげでたまりにたまった時代劇をだいぶ消化した。

  版木のさらが見つからず「4年前の版木の裏に彫っている」とこの前書いたがが、桂の版木なので彫っていて気持ちが良い。女性にはわからないと思うが、ちょうどヒゲを剃っている時の”ジョリジョリ”とした調子。最近使っている”シナベニヤ”では、この感じが出ない。
   ただし切れる彫刻刀の場合だ。包丁にしろ、私は刃物の研ぎが一向に上達しない。結局、彫刻刀も切れなくなったら、新しいものを買うことになる。昨日彫刻刀を探したら、なんとたくさん出てきたことか。いつか研げるようになるだろうと、捨てずにあるのだ。
   それと、この気持ちが良いのは、正しい掘り方をした時だ。木には目があって、目に逆らって彫ると、最悪怪我をしたり、掘ってはいけないところまで割れてしまったり、良くてもささくれ立つ。もちろん”ジョリジョリ”という音はしない。

  最後の版もあと1時間ほどで完成する目処がついた。長野のビューティBY氏も彫り始めたとメールがあったが難儀しているとか。他人が困っているとうれしいのはなぜだろう?

  本日の教訓 : 嫁と版木は目に逆らえば角が立つ