2012年8月24日金曜日

雨仰庵と愉快な仲間たち ヤママユ

ヤママユ  まえに誘蛾灯を買ったとブログに書いた。ただでさえ歳になると眠りが浅いのに、夜中に、蛾やカミキリムシに顔をなでなでされるのが嫌だからだ。
  昼間外からは家の中が暗闇に見えるらしく、玄関の網戸をちょっと開けた瞬間をねらって蛾が入ってくる。

  この誘蛾灯の効果は抜群。深夜、ほかの灯りが全て消えたとき、居間で輝く誘蛾灯に、虫たちはあっという間に「飛んで火にいる夏の虫」になる。電極の間を通り抜けた瞬間に雷が落ち、「バチッ」っと大きな音がするので、最初はそれでびっくりして飛び起きた。虫に顔をなでなでされることはなくなったが、「大きな音で起きてしまうとは、なんにもならんじゃぁないか」と最初は後悔したが、いまは慣れた。耳が老人性難聴になったせいかもしれない。

ヤママユ  わが家の居間はカーテンがない。したがって景色が良いが、逆に外からも丸見えである。この誘蛾灯にむかって、様々な虫たちが夜なよなやってくる。
  朝食をとっている時、網戸に大きな影が映っていることに気づいた。ベランダに出てみると、おおきなヤママユが2頭とまっていた。
  これくらい立派な蛾なら、少しぐらい頭にとまってくれても良いと思う。身勝手なものだ。
  ゆっくりと写真を撮らせてくれたが、それを待っていたかのように、部屋に入ったらもういなかった。どうも記念写真を撮りに来たらしい。