2012年8月4日土曜日

雨仰庵の花「ボタンクサギ」とキアゲハ

ボタンクサギとキアゲハ

  花の名前にも気の毒な名前がある。・・・フグリ、女郎花(オミナエシ)、・・・モドキ。
  クサギも綺麗な花なのに葉を触ると少し臭いので、臭い木という意味でクサギになった。ニワトコのような匂いで、私は苦にならない。どちらかと言うと、漢方薬系の匂いだ。

  雨仰庵にはボタンクサギという草本のクサギがのさばっている。実は地下茎で増えて増えて困るぐらいなのだ。そこで家内は花が好きな人に会うと「綺麗な花ですよ」と騙して?(増えすぎることを隠して)苗をわけている。

  昨日も書いたが、このクサギはアゲハの大好物。結構長い時間、蜜を吸ってくれるので、絶好の撮影スポットになっている。

  近くの根羽村の「ネバーランド クラフト展」に、綾部時代からの友人SK画伯夫妻が出展しているので、陣中見舞いにいって昼過ぎに帰宅。お茶漬けをかっこんでいると、ボタンクサギに何かパタパタしている。昼食を中断して、カメラを手にベランダに出た。

  キアゲハだった。珍しいチョウではないが、雨仰庵で見たのは初めてだ。ナミアゲハ、クロアゲハ、オナガアゲハ、ミヤマカラスアゲハなどは、うちの山椒の木を狙ってやってくる。だが、このキアゲハは人参やセリなどを食草とするので来ないのだと思っていた。
  もしかして昨年作ったスカボローフェア・ガーデンのパセリに来たのかもしれない。パセリは、なんとか今も生き残っている。