2013年7月28日日曜日

こいつを食べたかも「ヘビトンボ」

ヘビトンボさいしょ「大きな羽蟻(ハアリ)」だと思っていた。
 家内が念のため、ご近所虫博士のIGさんちに持って行ったら「ヘビトンボ」だよと即答、奥の方から大きな標本箱を持ってきた。中にはいっぱいのヘビトンボが磔(はりつけ)になっている。
 なるほど(翅をひろげて)展翅してあると「トンボ」

この伊那谷の名物?(変わった食べ物)は”馬刺し(熊本県でも有名)”、”ザザムシ、お蚕さん、蜂の子、イナゴなど虫の佃煮”
 近所の料理屋さんでも虫料理が出てくる。最近は高級食材になっているが、昔は身近なタンパク源だったのだろう。 


ところで「ザザムシ」とは? 調べたら

伊那谷の清流に住むカワゲラトビケラ等の水生昆虫の幼虫を食用とする(昆虫食)時の総称である

ほとんどがトビケラの幼虫、少ない割合だが、このヘビトンボの幼虫(ヤゴ)も「ザザムシ」として食べられている。
 伊那谷だけで食べていると思ったら、このヘビトンボの幼虫は薬になったり、酒の肴になったり、”「奥州斎川(現宮城県白石市)名産孫太郎虫」の触れ声で昭和初期まで行商されていた”とある。

顔をアップで見ると、大きな顎で「ヘビトンボ」とよばれるだけあって怖い(><)  噛まれると相当腫れ上がるそうだ。 だが、怖い様相とは反対に清流でないと生きていけない虫、「これが住んでいると水が綺麗な証拠」という「指標生物」になっているのだ。

ヘビトンボが居てくれるおかげで、私の体調が維持できている。もしかして食べたザザムシの中にいたらごめんなさいm(__)m