2012年4月28日土曜日

天然花わさびのたまり漬け

山かけわさびそば一丁 2012-04-27 19-44-57

  雨仰庵の敷地境界をきれいな沢が流れていて、ヤマメも住んでいる。そこに、天然のわさびが自生していて、毎年この時期になると小さな白い花が咲く。
  昨日家内が、10m下の谷底からたくさん採ってきたので、さっそく花わさびのたまり漬けをいつものように作った。
  一晩おいて食べられるが、待ちきれずに”山かけわさび蕎麦”にして試食した。おひたし程度だが、ピリッとわさびの香りがしてうまかった。

  私のはやることはなんでもいい加減だ。ほんとうは、どう作るのかは知らない。とにかく簡単が仙人流。

(1) 花わさび 2012-04-27 18-12-53
(2) 花わさびを適当に切る 2012-04-27 18-17-45
(3) 密封容器に入れて熱湯を注ぎシェイク 2012-04-27 18-19-14
(4) 保存容器に入れだし醤油を加えて密封 2012-04-27 18-32-44
(5) 出来上がり 2012-04-27 19-03-21
(1)ことしはわさびの豊作だ(^^)
泥や草などを洗って、水を切る
(2)食べやすい長さに適当に切る
(3)密封容器に入れて熱湯を半分ぐらい注ぎ、ふたをして
♪シェイキー、シェイキー、シェイキー、ベイビー♪と歌いながら、1分から2分振る。この料理の中で一番の重労働だが、なぜか、熱湯で衝撃を加えると、わさびの辛味成分が出てきて、風味が良くなる。
(4)冷水でさまして、水をよく絞り、漬けるための容器に移す。
漬け汁として、ズボラー仙人は市販”だし醤油”を使っている。横から見て半分ぐらい注ぎ、密閉して裏返してゆする。
(5)冷蔵庫で一晩置けば食べられる。

 今回は、量が多かったので(3)(4)の工程を繰り返したが、少ない場合は、
(3)ザルの上で熱湯をかける。もしくは鍋で短時間湯通しする。
冷水で冷まして水をよく絞り、漬けるための容器に移す。
(4)沸騰させた”だし醤油”を注ぎ、♪シェイキー、ベイビー♪を歌いながらよく振る。このほうが風味は良くなる。
(昨年は少しだったので、こちらの方法で作った)

  何れにしても、この作り方では日持ちはしない。冷蔵庫で保管しても、しばらくするとカビが生えてくる。日持ちする作り方は、生醤油で煮てキャラブキのように作る方法があるが、わさびの風味は消えてしまう。

  20年ほど前の6月、母親と義姉と家内の4人で津和野を旅行したことがある。そのとき、稲荷下の蕎麦屋で”わさび蕎麦”というのがあったので頼んだら、この花わさびのたまり漬けが上に乗っていた。
  帰り、特急に乗って山口に向うとき、我々の指定席に先客があった。車掌をよんで、ガンガン文句を言っていたら、「お客さん、この切符は上りの特急ですよ!」
  なんと、同時刻に同じ名前の特急が同じホームにいて、まちがえて下りに乗ってしまったのだった。