今日は、名古屋の兄夫婦が山形からの帰り道に寄ってくれた。 折角なので、桜の案内をした。
この前の日曜日、静岡からの帰りに、桜の咲き具合を見に行ったときは、まだ蕾だった。今朝、買い物ついでに確認したところ、いつもは順番に咲く桜が、たった三日間で一気に満開になった。
一番上の写真は、旧山本中学杵原(きねはら)分校の桜。木造の校舎を、地元卒業生有志で保存している。
実は、この校舎、わが青春のマドンナ”吉永小百合”主演の映画「母べえ」の撮影で使われた。この桜には特別の名前はないが、私は勝手に「母べえ桜」と呼んでいる。
次の桜は、飯田で一番有名かもしれない。今は飯田美術博物館にあるが、もと家老屋敷の樹齢450年の江戸彼岸桜。家老の名前をとって「安富桜」と呼ばれている。しかし、誰がこんなにセンスの悪い美術博物館の建物を設計したのだろうか?桜が泣いている^^;
つぎは増泉寺(ぞうせんじ)の「天蓋桜」。雨仰庵から1kmのところにある、穴場的桜だ。高台にあるので南アルプスの雪を背景に、見事な枝垂れ桜が映える。私は、飯田近辺の桜では、一番好きだ。門内に自由に入れてもらえるので、枝垂れ桜を目の前30cmのところでも鑑賞できる。
この他にもこの伊那谷には、50本以上の一本桜がある。みな100~700年ぐらいの老木だ。これらの見事な桜たちも、私がここに移り住む理由となった。