天気が良いとツララができる 最大1.5mぐらいになる |
滋賀県の家は、雪止めというのが瓦についていて、しかも雨樋があったので、軒にはツララが出来ない。 飯田雨仰庵は、冬枯れの木の葉が積もるし、雪が滑り落ちるように、雨樋もなければ雪止めもない。一年目は、玄関前に雪が屋根から滑り落ちて1.5mぐらいになり、閉じ込められたことがある。
雨樋がない代わりに、雪降りの後、このような大きなツララが出来る。私は生まれて始めて、ここでツララを見た。ただ、数日すると屋根の雪が雪崩となって滑り落ち、この見事なツララとともに地響きを発てて落ちてくる。軒下にいたら、ひとたまりもない。
だから、雪が降ったら、純白と木の枝が作り出すなんともいえない模様と、光を受けて輝くツララの自然美を、家の中で、ぬくぬくと楽しむことにしている。贅沢この上ない。