以前大阪の病院の神経内科の医師に「よくこんな筋力で歩いてますねぇ」と感心されたことがある。スケッチが得意な屈強な山男BY氏が、たった200gのスケッチ用鉛筆ホルダーを「重いので、ザックには入れられない」と言った事がある。わたしの日常歩行は昔楽しんでいた山登りのような感覚だ。自分のダイエットは、できるだけ長い間、二足歩行することが目的だった。
こんなことを考えなかった頃ダイエット中、とにかく体重を軽く記録したい想いから、朝晩二回スッポンポンで計測していた。おまけに、1万円も叩いて入手したダイエットレシピに、朝晩姿見で自分の裸を見ろと書いてあった。”蝦蟇の油”式ダイエットだ(^^ゞ
しかし「自分で歩ける」ことを目的とした私のダイエットでは、日常の服を着た状態、かばんを持った状態など身につけたもの全てが、自分の体重となることに気がついた。それから、普通の格好で体重を計るようになった。これで寒い朝も風邪をひかずに済む。
左のグラフは当初裸で計測、途中から服を着て計測に切り替えたものである。女子栄養大学のカロリー計算ソフトとiPhoneでカロリー摂取と消費をコントロールするようになって順調に減ってきた。
皆さん、たまにフィットネスにお金をかけるなんて無駄ですよ。ラーメン1杯食べるとクロールで一時間泳ぐのに匹敵する。それより、日常の家事(調理、掃除、洗濯などなど)と、できる人は毎日の散歩で十分エネルギーを消費できる。カロリー管理してわかったことだが、大好きなお菓子だけは、一日の中で何回も食べるチャンスは無い。なので、厳選したお菓子を一回だけ、大切に食べるようにしている。
先日買い物の釣り銭が沢山貯まって、財布がパンパンになった。家内に「重いので両替して」と頼んだら、なんの冗談を言っているのかと言う顔をしていた。理工系仙人としては実証を重んずる。キッチンスケールを持ち出して、100円硬貨20枚と1000円札2枚の重さを比べて見せた。これだけで約100gの体重を減らすことができる。経験者はお解りと思うが、100g体重を減らすのに皆、大変な思いをしているのだ。
だから私の財布の中は札だらけ。しかし敵もさる物、すぐに羽根を生やして飛んで行ってしまう。