2013年1月19日土曜日

コンサート「BACH父子の肖像」 on ザ・ハーモニーホール in 松本

マネの笛を吹く少年
マネの笛を吹く少年
 ザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化ホール)で「BACH父子の肖像」というフルートとチェンバロのコンサートがあり、行ってきた。外はマイナス8度、1週間前の大雪が寒くてとけない。飯田から松本までずっと真っ白だった。

フルート 有田正広、チェンバロ 有田千代子、
フルート 塩嶋達美
1.フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 J.S.バッハ
2.トッカータ ニ長調 J.S.バッハ
3.フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 J.S.バッハ
4.フルート・デュオ ヘ長調 W.F.バッハ
5.ハンブルグ・ソナタ ト長調 C.Ph.E.バッハ
6.フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調 J.S.バッハ

 軽やかなチェンバロの響き、まろやかなフルート。小ホールならではの演奏者との距離。ほっこりする素敵なコンサートだった。アンコール曲中のG線上のアリア以外は、みな初めて聴く曲だったが、バッハ独特のピコピコピコピコのほか、フルートの曲には随分と哀愁をおびた私好みの曲があった。
 また、有田千代子さんのチェンバロは素晴らしい(^^) わたしはどちらかと言うと、すっかりこちらのファンになってしまった。フルートが前面に出たコンサートだが、開演前まわりの人のひそひそ話では、チェンバロを聴きに来た人が多くいた。


 塩嶋さんのコンサートは何回か聴かせていただいているが、今日ほど緊張した塩嶋さんを見たことがない。
 いつも思うのだが、彼がフルートを吹いているとき、その姿が「マネの笛を吹く少年」そっくりになる。楽器の特性でそういう姿勢になるのかと考えていたが、有田先生のスタイルは少し前かがみで、まったく違った。 


 ひとつ残念だったことがある。車を駐車場にいれるとき「障害者用の駐車場はどこですか?」と案内の方にたずねたら、「雪をどけてないので、障害者用は使えません」ということだった。帰りに偶然、障害者用の駐車スペースの横を通ったら、なるほど他の駐車場でどけた雪がそこに積み上げてあった(><) こんな日こそ、そこに止めたいのに、雪で凍った通路をトボトボと(わたしには延々と)歩くことになった。
 また、障害者用の駐車場といっても、ホールの入口までずいぶんと距離があるので、当日雨が降ったら車椅子の人はコンサートには自力で行けない。(何千円もするチケットが雨で流されるということだ。私の知る限り長野県のコンサートホールは全滅だ)
 ・ハーモニーホールなどと背伸びした名前をつけるより、もう少し「音楽文化ホール」の”文化
という文字を考えていただきたいものだ。毎年の「サイトウ・キネン・フェスティバル」のメイン会場で、ここの会員になろうと思ってきたが、こんなことがあってやめた。