2012年11月23日金曜日

「愛と死をみつめて」オタクのタクシードライバ

   10月末に京都水族館に行った帰り、タクシーに乗った。どこから来たのかと聞かれたので、長野県飯田市だとこたえたら、タクシーの運転手が「わたし数年前、京都から伊那まで徹夜で往復したことがあります」としゃべりだした。
  なんとこの人「愛と死をみつめて」オタク。マコの実家が伊那にあるので行ってきたという。もちろん、ミコの実家西脇にも行ったし、映画を3本とも視たという・・・3本??


  調べてみたら、テレビ放送2本、映画1本だった。最初のテレビ放送は1964年、山本学と大空真弓主演。つい最近2006年に、草彅剛と広末涼子主演で放送があったらしい。

  私の頭の中に強烈に焼き付いているのは、1964年封切りの吉永小百合主演の映画だ(浜田光夫なんてどうでもいい)。清水で一番大きい戸田書店のウィンドウの中に、大きなポスターが貼ってあったのを今でも覚えている。当時高校生、男子生徒なら誰もが吉永小百合ファンで、プロマイドが300円もした(と思う)。一ヶ月分の小遣いだったので金持ちのボンボンしか買えない。それを無理やり借りて似顔絵を描いたら、結構似ていたので友人たちにみんな持っていかれた。

  私の頭の中から消えない理由が、もうひとつある。中学一年のときのクラスのマドンナとミコさんが同姓同名だったのだ。八百屋の息子・八ちゃんと帰り道をつけたことがある。
  その家は入江町、いま思うと「
ちびまる子ちゃん」の家とそっくりだった。