2月最期の日に大雪 |
普段使いに求めた 古伊万里の蕎麦猪口と小皿 |
先日の石巻雄勝訪問の帰り道、真下慶治記念美術館の他に、もうひとつ寄りたいところがあった。鶴岡の骨董屋だ。昨年の8月30日にBS103で「温故希林~樹木希林の骨董珍道中~」という番組があった。その放送の中で「鶴岡は古伊万里の宝庫、穴場」ということを知った。江戸時代から明治にかけて、北前船で大量の伊万里焼が九州から運ばれて消費されていたとか。それが今鶴岡の骨董市場に出回っているわけだ。実は私、焼物好き、特に染付がいい。そこで、ぜひ寄ってみたいと思ったのだ。こうなると、YAさんに怒られそうだが、石巻行きが本命だったのか、だんだん怪しくなってきた。
真下慶治記念美術館より最上川 |
まったく逆のような気がするが、石巻雄勝のYAさんをたずねたおり、手料理をごちそうになったばかりでなく、お土産までいただいてしまった。津波被害から少しずつ回復しているというものの、まだまだ貴重な三陸産海産物、そのなかに以前書いたケラインだこ(ブログ「タコの家来」)があった。そこで今夜は、雄勝定食。タコとトマトのコトコト煮(これは明日のおかず)を作りながら、たこ飯を炊き、ひじきの煮物を作った。それに昼作った、具ダク豚汁とおしんこ。タコ飯は予想以上に上品でおいしい。(おめなすぐうめ:雄勝弁でめっちゃうまい)(^^♪
この20日から、また雄勝水浜のYAさんご夫妻を訪問した。半年ぶりだ。被災して避難所暮らし3ヶ月、仮設住宅に移って8ヶ月、もうじき1年になるが、ご苦労はまだまだ続きそうだ。そのような状況にもかかわらず、NK-Japan夫妻と私たち能天気四人組は、ただひたすら遊びに行ったのだった。車中ミーティングでは、「今回こそは、被災地の皆さんの日々の暮らしのこと、今後のことなどをじっくり聞かせてもらおう。」と話していたが、いざアルコールスイッチONになると、なんの芸をするでもなく、ただひたすら、NK氏と仙人が「ワンワン」と吠えていた。
3℃も高く表示する気になる外気温度計 |
前回2月3日の手描室にモデルとして連れて行ったシクラメン。私の手に余る美しさということで、不採用になった。その後、我が家の居間で自宅待機。最近夜になると、「ね~ん、なぜ私を描かないの?」とせまってくる。複雑な模様の葉は茂り、つぼみは開いて、ここぞとばかりに咲き競っている。とても私の手に負える状態ではない。
かもめさんの向うをはって 昨日の 塩見岳 |
1月14日のブログ「タニタの食堂おおはやり」で書いたように、私は外食する時は、家では作れない料理を楽しみたいと思っている。だが、うちの山ノ神をふくめ、世の奥様達はどうも違うようだ。毎日の食事を、作るのが嫌な日があると言う。そんな時は、とにかく外食すればよい。家で食事を作らないのが、このうえなく楽しいという方も多いようだ。タニタの食堂が大はやりも、なんとなくうなづける。
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シンクロニシティ大福 |
この冬になって、一冊のレシピ本を買った。「ごちそうひとり鍋/村上祥子著」 今年の冬は厳しいので、この本を参考に毎晩鍋物で温まっている。村上祥子さんのレシピは美味しいと定評がある。
我が家の鍋は直径15cmぐらいのひとり鍋、私と家内用に2つ。家内の苦手なもの、牡蠣、生・半熟卵。私はシュンギクが嫌い。意見が異なるので別々に鍋を煮る。ガスレンジの左が家内、右が私の鍋。これが我が家の作法だ。
2月3日の「手描室」クリスマスローズは、教室で描いて、S先生に手直し指導をいただいたものだった。「手描室ワゴン」のおかげで、今日は宿題を完成することが出来た。白いクリスマスローズは、単独では映えないので、植木鉢の受け皿にのせてみた。 下書きを終えた時点で、モデルはダウン、花の色付けは教室で描いたものを参考にした。皿に乗せたものの、陶器の描き方が難しくて、途中くじけそうだった。
手描室ワゴン |
ピアノのK先生から「ピアノのふたは、いつも開けておきなさい」と、弟子入りしたころいわれた。ピアノのそばに来たら、いつでも弾けるように。たしかにグランドピアノのふたは重い。ひ弱な仙人には一苦労だ。教えを守り、パジャマの日以外は、毎朝ピアノを綺麗に拭いて、終日ふたを開けている。
モーツアルトのトルコ行進曲を練習するに当り、K先生から「トルコ行進曲も乙女の祈りも、思っているほど難しくないわよ」と言われた。”トルコ行進曲”、”乙女の祈り”、そしてベートーベンの”エリーゼのために”。ピアノを習う小中学生が弾きたくなる、人気の名曲だ。
本日、入門三回目の手描室。3回目からは自由課題。おととい花屋さんで、一番描きやすそうな色のシクラメンを買って出かけた。 S先生から「このシクラメンは、グラデーションのところがまだ難しいので、こっちの花にしなさい。」と、ますます不思議のMさんが持ってきてくれた「白いクリスマスローズ」に変更になった。少し時期がはやいが、この寒い雪の中、庭の花壇で咲いていたのだという。
茶道入門のNK-Japan氏、なんと、映画「阿弥陀堂だより」そっくりの茶室を建ててしまった。一部工事中だが、なかなか趣のある良い茶室だ。彼は鶏(にわとり)とおなじで高いところが好き。だから、別荘は20mぐらい急な階段を登った高いところにある。足の悪い仙人は、雲に乗る以外、とても入れてもらうことは出来ない。だが、この茶室は下にあるので、私も訪ねてみた。濡縁(ぬれえん)に腰掛けると、南アルプスが一望できる。こんなところでお茶を点てる、風流きわまりない。