2012年1月21日土曜日

モーツァルトに挑戦

ピアノソナタ11番イ長調 第1楽章
  バッハのインベンション14番、練習を始めてもう3年も経つのに、なかなか左右の指のタイミングが合わない。ピアノのK先生から「何かモーツアルトの曲を練習すれば良いじゃない」と薦められた。ショパンを弾きたくてバッハを練習、こんどはバッハを弾くためにモーツアルト。どうも先は長い。もともとモーツアルトは好きではない。私の哀愁に満ちた人生を考えると、モーツアルトの曲は華やか過ぎる。ただ、一曲だけ弾きたい曲があった。「トルコ行進曲」だ。で、これを練習することにした。
  このトルコ行進曲だが、私は中学以来ずっと独立した曲だと思っていた。2年前、小山実稚恵のコンサートで初めて「ソナタ11番イ長調 K331」の第3楽章だということを知った。しかも第1楽章も、よくBGMとして流れるお馴染みの曲。何故、中学の音楽の時間に二つが結びついていなかったのだろうと思う。中学ではソナタの何たらを学んだ記憶がある。
    ソナタ形式=(序奏)→提示部→展開部→再現部→(結尾部:コーダ)
  大人になって説明を受けても、いまだに何のことかわからない。Wikipediaによれば、モーツアルトのソナタ11番は、本来古典的ソナタでは在るはずの、第1楽章が欠落しているとか。なるほど、それで中学ではソナタ形式の説明に使いにくかったのか?(と勝手に想像) ということは、モーツアルトは、古い形式にとらわれず、自由な発想でソナタを創ったと言う事だ。私も、あまり型にはまった行動が好きではないので、へそ曲がり同志モーツアルトが少し好きになった。