2013年6月1日土曜日

ギフチョウ観察日記(3)「終齢イナバウアー」

ギフチョウ終齢幼虫臭角
サイゴッペ攻撃

5/27から餌を食べなくなり、その後3日間かけて終齢(5齢)幼虫になる。卵からかえって約2週間、現時点で一番大きな奴は35mm、真っ黒な毛虫なので、一見恐ろしげにに思うがポニョポニョで可愛い。
 終齢に入ったら幼虫としては一人前、急に大食漢になり、餌やりが大変になった。

左の写真、葉っぱの左上に乗っている黒いのが脱ぎ捨てた服。ちょっとさわらせてもらったら怒ってオレンジの二本の角を出した。アゲハチョウの仲間の特徴で「臭角」という。 

ギフチョウ終齢幼虫「イナバウアー
イナバウアー

清水の実家の庭に橙の木があってアゲハの大きな幼虫が沢山いた。いじると赤い角を出して、強烈な柑橘系の臭いにまいったことを思い出す。

ギフチョウの場合はあんなに強烈ではないが、青臭いえぐい匂いを出す。一頭だけなら大したことはないが、餌をやるときや糞の掃除をする時、全員が怒ってサイゴッペ攻撃を仕掛けてきて、口の中が石鹸を食べたような感じになる。

右の写真は脱皮の最後にイナバウアーをしているところ(^^)