昨日、久しぶりにNK-Japan夫妻が訪れた。九輪草を持ってきて、しばらく預かってくれという。「枯れちゃっても知らないよ」という条件で預かった。
飯田市街から見て、天竜川の対岸に喬木村(たかぎむら)がある。そこの九十九谷(くじゅうくたに)という谷に、九輪草の群生地がある。今が見ごろで、左の写真は、数年前に撮ったものだ。
喬木村の九輪草保存会が、手入れをして守っている。最近は自然の群生地というより、お花畑のようになってしまって少し残念だ。
NK-Japan氏のお茶の先輩が、喬木村でこの九輪草の保護活動をされており、自宅でも育てておられる。それを譲っていただいたということだ。
雨仰庵にも九輪草がある。以前紹介した「雪割草」「ヒマラヤサクラソウ」と一緒に、飯綱高原の「ロッジピノキオ」から頂いたものだ。
九輪草は湿地を好む。どちらかと言うと、ワサビのように水がいつも流れているくらいのほうが良い。そこで、下の沢に植えたのだが、なにせ私は簡単には降りることができない。そこで九十九谷のテント販売で苗を買い、日当たりが悪い玄関横にも数株植えたが、ざんねんながら今は一株になってしまった。
NK-Japan氏が持ってきたのは満開だが、わが家のものは、まだ花芽も見えない。彼は忘れっぽいので、この九輪草も、このまま雨仰庵の花になるかもしれない。