2012年5月21日月曜日

ミカンキンカン手描室

金環食1 2012-05-21 7-32-20  朝目覚まし代りのテレビが「キンカンキンカン」とボーッとした頭にひびく。アッと思ってとび起きたら、まだ六時、いつもならねぼすけ仙人には夜中の気分だ。そうか今日は百何十年ぶりの本州で金環日食の日か。   すごく高かったので、観測用グラスを買ってない。丁度テレビで、グラスがない時の見方と注意を、国立天文台の渡部潤一博士が放送していた。
  まず、アルミホイルに木綿針で小さな穴を開け、試してみた。これは開放式では2mmぐらいの像しか見えない。ダンボールかなにかで暗箱を作れば、もっと大きな像が見えるかもしれないが、ダンボールは、昨日家内が資源回収で持って帰った。
金環食2 2012-05-21 7-36-00  もう一つの観測方法として「木漏れ日」を見る、というのを紹介していた。これこれ、木漏れ日なら得意中の得意。さっそくカメラを持って二本杖で庭に降りた。ところがわが家の庭は、カラマツの枯葉で覆われ、おまけにデコボコだ。きれいな像が、時間がきてもなかなか見つからない。と、縁の下を覗くと、基礎のコンクリにそれらしい像が映っていた。

  お天道さんが早く起こしてくれたおかげで、体調がすこぶる良い。外出ついでに、先週風邪で行きそびれた小牧教室の「手描室展」に行くことにした。高速で丁度100km。
  どれも唸るような上手な絵ばかりだった。ますますファイトが湧いてくる。

  ふと私も以前描いたことがある「白いクリスマスローズ」の絵が目にとまった。白い花びらの陰影が実に上手い。私の絵とは比べもんにならない。
  やっかみ半分、「しかし、この人は相当先生に手をいれてもらったなぁ」と偉そうに心の中で批評していたら、名前をみると、なっ、なんと先生ご自身の画だった。どうりで、手が入っているわけだ。