今頃にしては暖かで、まるで春みたい。といっても最高気温は6℃ですが。寒暖差が激しくなると神経病みにはこたえ春欝(うつ)という症状が出る。きょうもだるくて半日ベッドの中でうだうだしていた。
この春欝には関係なく筋肉萎縮が進んできて、立ったまま膝をまげると重力の影響で体がドスンと落ちてしまう。
したがって地球上では膝を曲げることができないので、低い処のものは取りにくい(苦労する) そんなわけで、この前紹介した”玄関のイス”をON工房氏に作ってもらって大助かりである。
他に上腕三頭筋(力瘤の反対側)の金力?がおちて、手が上がらない(伸ばせない)ので高いところのものが取りにくいことに最近気づいた。昨年ベランダに出る戸の上に蝶の標本箱を飾ろうと電ドルを使った。その工事中、握ったままの電ドルがおでこにゴッチンと落ちてきて、初めて三頭筋もやられていることに気がついた。こういう時の安全対策として工事をするときはヘルメットが必要なのである、と気がついたが後の祭り。いぜんから大根おろしがすれないのでおかしいとは思っていた。
この筋肉が弱ると、困ったことに美人有閑マダムに迫られても突っぱねることができない。そのような時は意に反して身をゆだねるしかない(と覚悟しているが)、死ぬまでには一度で良いから、意に反してみたいものだ。
トイレのドアの上は物置になっていて、トイレットペーパーや殺菌ペーパーなどが置いてあり、日本式セコ空間利用の先人の知恵だ。ところが腕が上に伸ばせなくなったせいで棚になかなか手が届かない。トイレットペーパーの補充が大変で、緊急時は恥ずかしながら「お〜い紙〜」と叫ばなければならない。
そこで家内がいつの間にかトイレ内の測量を実施し、迷惑にもON工房氏に写真の棚を発注した。
ふだんは(私のように)後向きであるが、台の下に車がついていて軽く回転し右の写真が実は表向きである。中には棚があって、ここに家内がトイレットペーパーを何個か補充してくれている。おかげで座ったままで紙の補充ができるようになった。
私の子供の頃のトイレ(雪隠、厠、東司、便所などともいう)からの連想は「かぁちゃん紙〜〜」である。ということでこの家具を”かぁちゃん神棚”と呼ぶことにした。
この「かぁちゃん紙〜」の話はアスタマニャーナァのこころだぁ〜〜〜