先月の手描室、となりの席のKBさんが「くぬぎのドングリと枯葉」を描いておられた。もじゃもじゃヒゲの中にどんと座っているドングリの王様。
ドングリはカシ、ナラ、シイなどの実の総称だが、クヌギのドングリは私の憧れだった。ナラの木は雨仰庵の敷地内にたくさん生えているが、クヌギのドングリは今まで見たことがなかったのだ。
KBさんにたずねたら、「いつも散歩でゆく運動公園で拾った」とのこと。さっそく翌日(昨年暮の14日)只の物なら何でも拾う家内と探しに行った。運動には縁がないので初めて入ったが、その広いこと。車で移動しながらやっとこさで見つけた。「それにしてもこんなに遠くまでご主人と仲良しこよしで散歩に来るなんて」と家内が感心している。
大きな樹で、まわりに、いっぱいドングリや枯葉が落ちていたが、都合のよい事に「ひこばえ」の小さな木が枝に実をつけたままでいる。
中にはドングリから根をだしているものが何個かあった。 この冬、敷地の落葉松(カラマツ)を65本伐採して、ゆくゆく雑木林にするつもりなので、このドングリを植えてみようと、ついでに拾ってきた。クヌギは天蚕(ヤママユ)が大好きな樹なのだ。
(クヌギの)ドングリも良いが、枯葉の色がなんとも上品な「オーカー(おうどいろ)」 ますます惚れ込んでしまった。早く芽を出せドングリコロコロドンブリコ(^^)