2014年1月27日月曜日

手描室自主トレ「クリスマスホーリー」

クリスマスホーリー私が”赤い鳥小鳥”の化身と知ってか、家内や知り合いが赤い実を持ってきてくれる。
 昨年暮、NK-Japan氏がクリスマスホーリーを持ってきてくれた。朝、散歩途中いつも覗き見するお宅の”美人マダム”からもらったとか。さすが魔除けの木だけあって、一ヶ月たってもチクチク・ピンピンしている。

今月の手描室(1月10日)にモデルとしてナンキンハゼと二人で参加してくれたのだが、一緒にデッサンしたところで、S先生に「作った神様が違う」と言われた。つまりナンキンハゼはおっとり系、クリスマスホーリーは情熱派。彩色しようとしたところで、先生のお言葉に従ってクリスマスホーリーの下書きを消す。あまりに個性が強いがゆえに悲劇のヒロインとなった。

申し訳ないので、手描室のあとボチボチと自主トレで描き始めた。私の性格上何かやり始めると止まらないのだが、最近一気にやると疲れて体がもたない。
 20数年前、サラ川 の本に載っていた
私の好きな句
          「無気力を丸くなったと人は言い」

S先生には「無理して描かないように」と、いつも言われる。気が短い私も最近丸くなり「手描室流」に、やっと、少し描いては間をおいてまた描けるようになった。間を置くと、自分の絵を傍目八目(おかめはちもく)で視ることができるのがよい。一気に描くと、その時はいいぞぉと思っていても、後でほぼ100%がっくりする。

このクリスマスホーリーの別名セイヨウヒイラギ。親戚の柊(ヒイラギ)を竜王の家に植えてある。12月に描いた南天が表鬼門、柊は裏鬼門、いずれも魔除けだ。竜王の家には何年もご無沙汰だが、なぜ帰らないのかと他人によく聞かれる。
 7年前、家人から飯田の山中に捨てられ、仙人になるつもりで雲に乗り霞を食っていたら、ある日、その雲から落ちて魔物になってしまった。
 だから南天と柊が植わっている竜王の家には近づけなくなったのだ。