さいしょ「大きな羽蟻(ハアリ)」だと思っていた。
家内が念のため、ご近所虫博士のIGさんちに持って行ったら「ヘビトンボ」だよと即答、奥の方から大きな標本箱を持ってきた。中にはいっぱいのヘビトンボが磔(はりつけ)になっている。
なるほど(翅をひろげて)展翅してあると「トンボ」
この伊那谷の名物?(変わった食べ物)は”馬刺し(熊本県でも有名)”、”ザザムシ、お蚕さん、蜂の子、イナゴなど虫の佃煮”
近所の料理屋さんでも虫料理が出てくる。最近は高級食材になっているが、昔は身近なタンパク源だったのだろう。
ところで「ザザムシ」とは? 調べたら
ほとんどがトビケラの幼虫、少ない割合だが、このヘビトンボの幼虫(ヤゴ)も「ザザムシ」として食べられている。
伊那谷だけで食べていると思ったら、このヘビトンボの幼虫は薬になったり、酒の肴になったり、”「奥州斎川(現宮城県白石市)名産孫太郎虫」の触れ声で昭和初期まで行商されていた”とある。
顔をアップで見ると、大きな顎で「ヘビトンボ」とよばれるだけあって怖い(><) 噛まれると相当腫れ上がるそうだ。 だが、怖い様相とは反対に清流でないと生きていけない虫、「これが住んでいると水が綺麗な証拠」という「指標生物」になっているのだ。
ヘビトンボが居てくれるおかげで、私の体調が維持できている。もしかして食べたザザムシの中にいたらごめんなさいm(__)m