友人ON氏画 |
1.弾きたい曲はこれです。(老学事始めに書いたとおり)
2.楽譜を見ながら弾けなくて良いです。
3.バイエルとかチェルニーとか基礎練習はしたくないです。
4.人前では弾きたくありません。
常日頃、ピアノ教育には疑問を持っていた。多くの子供たちが基礎練習の途中で挫折している。遊んでいるピアノが知り合いのところでごろごろしていた。また、団塊の世代、特におば様達の中に、昔あきらめたピアノをもう一回弾きたいという人が多勢いた。
これは、ピアノのお稽古のシステムが、ピアニストを目指すピラミッドシステムになっていて、プロになれそうもない子供たちを蹴落としてゆく、ピアノを楽しむ人のシステムになっていないのではと考えた。
もちろん基礎ができなくては弾けない事ぐらいわかっている。が、弾きたい曲が、全ての基礎を学んでからでないと弾けないのでは何十年先になるかわからない。とても自分の葬式に間に合わない。そこで、弾きたい「曲に必要な基礎」だけ、練習すれば良いのではと考えたのだ。
なかなか音楽家は頭が固い。そんな折、二人だけ、この考え方を受け入れて下さった先生がおられた。一人は、元京芸のM先生。もう一人が今お世話になっているK先生だ。クラシック音楽業界では、天然記念物オオサンショウウオ的貴重な存在だ。
K先生は私と同じ超甘党、特にあんこ物がお好きだ。そんなことは知らずに、最初お会いしたときに、飯田名物「大名きんつば」をお土産にしたのが良かったのかもしれない。
2008年からレッスンを受けるため中野市まで(180km・・・NK-Japan氏にもひけは取らない)通うこと3年半、前回で丁度60回、運んだきんつば360個。ご主人も甘党らしいが、全部内緒で一人で召し上がるようだ。
365日 x 3.5年 ÷ 360個 = 3.5486111 日/個
つまり先生は、平均3.5日に1個 => 一週間に2個のきんつばを召し上がったことになる。
「先生、きんつばお持ちしましょうか?」と電話すると、
「ご無理のないところで・・・」
私には、これは絶対持って来いという脅し文句に聞こえる(^^♪