オードリー・ヘップバーン、私の大好きな往年の大女優だ。ローマの休日は何度も何度も視た。我々の年代なら誰一人知らない人はいないはずだ。
では、ジェームス・カーティス・ヘボンという名をご存知だろうか?団塊の世代が小学生のころ習ったローマ字の元になったのが、ヘボン式ローマ字だ。
この人が作った「和英辞書」の中で、日本語を表すためにアルファベット表記を用いたものを参考にしたらしい。
このヘップバーンとヘボンを英語表記すると両方とも”Hepburn”で同じだ。
私の想像だが、ヘボンは耳で聞いた音を文字にしたもの。
ヘップバーンは、ローマ字教育を受けた人が、スペルを見ながらカタカナ表記したものではないだろうか。
”p”は発音されないのに、”プ”を入れているからだ。
このローマ字教育は1947年(昭和22年)に開始された。団塊の世代と歴史がほぼ同じだ。従って我々の親世代はローマ字教育を受けていない。家内の母親トヨちゃんもローマ字を読めない。
最近携帯電話の普及のあおりを受けて、公衆電話を殆ど見かけなくなった。
トヨちゃんがゲートボールに行った帰り、病院からの帰りなど連絡が取れないので、家内が迎えに行くタイミングが大変になった。
そこで携帯電話を持ってもらうことにし、家内とファミ割りができるようにDOCOMOの携帯にした。
あるとき家内にトヨちゃんから電話があった
「ども子から手紙が来たんやけど、どないしたらよいやろ?」
ども子さんて誰のことやろと実家に行ったら、DOCOMOからの携帯電話更新の案内状が届いていた。ただ、どのローマ字表記でも”こ”を”CO"とは表記しないが。
また昨年近くに関西で最大のアウトレットパークができた。このアウトレットのことを
トヨちゃんは「アルファベット」と呼ぶ。
???
何でアルファベットの教育を受けていないのに、”アルファベット”って知っているのだろう?