本日ピアノレッスン、いつものように長野北部へ縦走する。ヒッキー仙人としては、前回のレッスンから3週間、ペレット燃料を買いに行っていらい二度目の外出。天気はドカピ、周りが雪だらけで眩しい。今日も車載カメラで150枚も写真を撮りながら走った。松本平を抜ける直前、安曇野IC付近で穂高連峰が綺麗だった(上の写真) なぜ穂高連峰という曖昧な表現をするかというと、私は穂高のピークの名前がわからないだけで他意はない。
いつも昼食は、姨捨SAで天ぷらそばを食べる。食べながら窓の外を見ると、妙な形の山が見えた。その右には大きな山塊が見える。
iPhoneのグーグルマップをひらいて方角を確かめながら調べてみると、妙な高い山つまり妙高が飯縄山の左手に見えたのであった。私のイメージでは妙高は飯縄山の右手だ(実は北方にあるのだが) これは、長野自動車道はおおむね北に向かっているが、この姨捨付近では、すねているのか大曲りしている。車のナビはヘディングモードにしてあるので車の向きに従い地図がぐるぐる回る。私の脳味噌は地図を見ると上が北だと錯覚するので眼もぐるぐる回ってどっちを向いているのかわからなくなるのである。須坂までくると、やっとイメージどうり、妙高が飯縄山の右手に見えるようになった。
さっき姨捨でグーグルマップを見ていた時、左手に白馬連峰があるはずだが、どうも近くの山に隠れてみえないようだった。松代まで行くと、助手席側の窓に真っ白な見事な姿の白馬連峰が見えた。車載カメラは前方しか撮れないので残念だったが、それはそれは山頂から麓まできれいな真っ白だったのだ。こちらも白馬連峰とまた曖昧な表現をしたが、こっちはピークの名前を知ってはいるが、真横なのでいちちいち名前を確認すると、余所見運転になっておまわりさんに叱られるからだ。
だいたいピアノレッスンの日は高速が、がら空きなのに、きょうは飯田インターを入ってまもなく沢山の観光バスに追いぬかれた。と言ってもバスがスピード違反していたわけではなく、私が、一見暴走族のような愛車をのろのろと走らせていたからだ。近鉄交通と奈良交通の観光バスが十数台、推定15〜20台、こんなに沢山のバスの列を見たのは最近ない。近鉄交通は10台きっかり。何故ぼんやり仙人にしてはめずらしくはっきりわかるかというと、1号車から順番に走っていたのだ。最後の10号車はずいぶん遅れていたので、きっとどっかのサービスエリアで、だれか馬のなんとかでトイレの長い人がいたのだ。
奈良交通は5台以上10台まで、こんどはなぜいいかげんかというと、号車番号の大きい順に走っていたからだ。気がついたのが5号車からで最後が1号車だった。行きはいつも伊那の小黒川SAでトイレ休憩する。朝出掛けに飲んだ珈琲がちょうど1時間走ったあたりで効いてくるためだ。駐車場にいれようとしたら、さっきの奈良交通のバスが沢山停まっていて、中学生と思しきにぎやかなガキどもがうじゃうじゃしている。いつもは一人で独占しているトイレも満員で、久しぶりに「もれるぅッ」と思いながら並んだが、こんなに子供だらけの中にいるのも、中学以来久しぶりのことだった。
その中学の修学旅行の時「バスは号車番号の大きい順に走る」と綺麗なバスガイドさんが説明してくれたのを思い出す。すれ違う時、あと何台でバスの列が終わるのか、イライラせずにわかるためだという。こういう人を、関西では「イラチ」という。昔のバスはのろいので道路上走っているのが迷惑だったのか?いまのバスは速い。私がのろのろ80kmで走っていると、どんどん抜ぬいてゆく。それにしても、なんで近鉄交通と奈良交通では走る順番が違うのだろう?
私の聞いた話では、奈良交通の方が昔ながらの伝統を守っているように思う、と思っていたら安曇野で、いつの間にかまた奈良交通のバスに抜かれた。1号車とあったので、こいつもずいぶん遅れているなぁとおもったら、2号車・3号車・・・5号車??? 号車番号の小さい順に走っていた。コリャコリャ、奈良交通の社内規則はどうなっとんのん?
どうでもよいことだが、バスの走る順番が気になって今夜は眠れないのである。おまけに、タイトルがピアノレッスンなのに、肝心のレッスンがどうだったか書くことも忘れてしまったのである。読み返すと、まだ長野自動車道・須坂までで、K先生のお宅にもトウチャコしていないのだ。