2月8日の手描室で、となりのKBさんがイチゴをすごく美味しそうに描いていた。S先生がイチゴの描き方を指導しておられるのを、横からこっそり盗み見ていると「種の配置、形と向きをよく見なさい」と言っておられた。種はアザミのつぼみのように斜めの網目状にならんでいる。形はイチゴを小さくしたよう。向きはイチゴと同じ。いつもながら自然の造形の不思議さに感心する。
忘れないうちに練習しておこうと思って、20日のピアノレッスンの帰り道、松代SAの産直売り場でイチゴを仕入れてきた。半分つまみ食いしながら描きはじめたが、値段は倍ほどしたのに、KBさんにいただいたイチゴほどはうまくない。おかげでモデルたちは、3日間も生きのびた。
さいきんの果物は大型化していておどろく。このイチゴも昔のイチゴの4倍ほどある。そのうちイチゴもリンゴのように、昔の小ささに驚くようになるのだろう。
今回は練習で、ハガキ大のワトソン紙に描いた。隣で見ていると簡単そうに見えたが、いざ描いてみると難しいものだ。3日間もたもたしているうちに、イチゴは首まで真っ赤になってしまった。久しぶりに家内が滋賀からやってきて、最後の2個を食べたらうまかったそうだ。
ハガキを見て「なんだかイチゴみたいに見える」という。
イチゴみたいとは、なっ!なんだ(*_*;