タコの芋煮風 大好きなこかぶのぬか漬けを添えた |
最近冷凍庫が満杯だ。「生で冷凍、そのまま調理のすごわざ便利帳 : 池上正子著」という本を買って、本末転倒、食べるより一生懸命冷凍に精を出していた。むかし痩せの大食いとして、コンパで割勘負けなしを誇っていた仙人も、出っ腹の細食いになってしまった。大型冷蔵庫を一杯にしては、とても食べきれるものではない。
特に、最近白菜をきざんで丸ごと冷凍したこと。苦手の小芋の皮むきを、家内がして帰ったので、全部冷凍したことが場所食いになっている。女房の好きな芋・タコ・南京(本当は芋が違うが)から、石巻雄勝のYAさんから頂いた、けらいんタコと小芋を煮たらうまかんべと思いついた。イカと小芋の煮物はよく作る。タコは高価なので、まだ作ったことはないが、同じ軟体動物だ。それに、東北地方の秋の風物詩「芋煮会」風にしたら、三陸出身のタコもさぞ本望だろう。これで、少し冷凍庫の隙間もできる。簡単で美味しいので、寒い季節にいかがだろうか。
タコの芋煮風 a la Kelein
1.材料
●タコ 300g、●小芋 500g、●糸こんにゃく 1パック、●白ネギ 1本
●きのこ各種(全部入れて、煮汁がひたひたになるくらい)
今回は冷凍庫にあった、しいたけ、しめじ、エリンギを入れた。なめこを入れる場合は、一度湯通ししないと、汁がドロドロになる。
2.煮汁
●醤油 75cc、●みりん 75cc、●水 750cc
3.作り方
(1)タコは大きめのぶつ切り、小芋は皮をむく。きのこは適当にほぐすか切る。白ネギは斜め切り。
(2)煮汁が煮立ったら、白ネギ以外の材料を入れて、約20分ことこと煮る。
(3)最後に白ネギを入れて、一煮立ちで完成。
実は、このレシピ、いつもはタコの代わりに、牛肉の安い細切れを使う。すき焼き風芋煮だ。主役は小芋ときのこ。それに牛、豚、鶏など地方によって違い、それが味を独特のものにする。今回のタコも大変美味しい出汁が出た。イカよりあっさりと上品に思う。