2013年9月12日木曜日

雨仰庵の花 秋の虫シリーズ

雨仰庵から直線にして200mぐらい沢伝いのところに「沢城湖」という、名前のわりには小さな”池”がある。滋賀県で言う「ためぇ(溜池のこと)」で数十年前に灌漑用に作られたらしい。飯田のみなさん、以前は遠足や家族連れでよく来たらしく「沢城湖の近くに住んでいます」というとすぐ通ずる。厳冬期は氷結するので、昔はワカサギの穴釣りができたそうだ。いまは、だれかバカっちょがブラックバスを放流したせいで全滅してしまった。
 その池の水が土手からもれ、決壊しては大変と今、池の水を抜いて工事中。

家内とよく散策にでかけたが、この土手にはワレモコウ、リンドウやマツムシソウがたくさん生えていて花の時期が楽しみだった。ところがこの工事のため、残念ながらそれらは雑草としてブルドーザーで一掃されてしまった。

いつのまにかは知らないが、我が家の巫女さんが予知能力をつかって4株ほどマツムシソウを救助してあった。いまが花の盛り。うす紫の可憐な花、まつ虫が鳴き出す頃咲くというのでその名がついたらしい。

同じ理由で、鈴虫がなく頃咲くということで名がついたスズムシバナも咲き出した。 似たような名前でスズムシソウがあるが、こちらは初夏に咲く花の形が鈴虫にそっくりな欄の仲間。
 さっきいつもの産直市場に買い物に出かけたら、鈴虫を売っていた。