6月も最終週になった。毎年のことK先生に、この週にピアノレッスンをお願いし、帰りがけに千曲市森によって加工用杏(あんず)を求めてくる。杏の収穫にあわせてレッスン日を決めてもらうなど、ほんとうはどっちが本命かわからない。
今年は残念ながらK先生のご都合が悪く、レッスンは7月になった。となると、じっとしているわけにはいかない。朝方、いつも杏を分けてもらっているTK百貨店(といっても、小さな個人商店)に電話して収穫の様子をきいてみた。
「今年は例年より1週間早く収穫が始まり、いま最盛期です」とのことだった。
(力持ちの)家内が今日までは居るというので、ドライブがてら、千曲市森(あんずの里)まで杏を求めに出かけた。
飯田の果樹農家も大変な霜害にあっているが、森の杏も、記録的に遅い4月の雪と霜で大きな被害を受けていた。 あんず狩りも予約受付中止で直接来た人のみ、生杏の地方発送も農協は中止しているので、直接出向かないと手に入りにくいようだ。加工用として10kg仕入れてきたが、昨年の1.5倍の値段だった。
普通の杏は酸っぱくて(レモン生かじり以上)とてもそのまま食べられたものではないが、店に生食用(なましょくよう)のはね出し杏があったので、一緒に求めてきた。ハーコットという品種で、普通の杏より大きく、食べたらネクタリンのような味がする。
あまりにも美味しいので、家内と夕食抜きで食べた。ほんとうに長野県民になってよかったと実感する(^^)