今年もキマダラルリツバメ(通称:キマルリ)の翔ぶ季節になった。一昨年、昨年と京都宝ヶ池では空振り続き。
今年は、昨日のブログで登場の”95さん”から情報をいただき、14年前住んでいた京都府北部の綾部市まで、キマルリを訪ねて片道340km、カメラをもって出かけた。
まず第一日目、中央道下り、恵那山トンネルを通過した途端、「あっ、血圧の薬飲み忘れた、血圧も測ってない。・・・あれ、水筒わすれたぁ。」と、私が忘れ物をいろいろ思い出していたら、
家内が「家の鍵持ってる?」と聞く。
私「あんたが最後に閉めたでしょ」と言うと
家内「玄関のドア開けっ放しで来たかも????」と言い出す。
私の車椅子を積み込んで、そのまま発車したらしく、記憶がすっ飛んでいる。
とにかく最寄りの土岐(とき)ICで引き返すことにした。帰ってみたら、やはり玄関は開けっ放し(-_-;) 土岐まで往復150kmも走ってしまい、出直すとなると、いちんち1,000km近く走ることになるので、中止・・・・・・
次の日、今度はチェックリストを作って万全の体勢で再チャレンジ。綾部につくまで、忘れ物を思い出すこともなく、また、大山崎JCで名神から京都縦貫道につながったので思ったより早く着いた(^^)
教えてもらったポイントで待つこと2時間、4時半過ぎになって、キマルリが4頭翔びだした。ところが、高いところを高速で翔んでいるばかりで、ちっとも花にとまってくれない。結局素人の腕では撮影できず。でも、キマルリに会えただけで、二人とも満足満足(^^)/
“95さん”に電話したら、「私も、とまっている姿を見たことがない」とおっしゃっていた。
気の毒に思ったのか、キマダラヒカゲがポーズをとってくれた。
何時間もウロウロしていたものだから不審者とまちがえられ、近所の民生委員をされていたオッチャンが出てきた。家内が、かつての知り合いの名前を数人あげると、共通の知り合いがいたらしく、キマルリ撮影そっちのけで、それからずっとそのオッチャンと喋っていた。
ご近所の方は、貴重な蝶(キマルリ:準絶滅危惧種)が目の前にいるなんて、なんにもご存じなかった。綾部は14年前とそんなに変わっていなかったが、この自然環境がいつまでも保たれるといいなと思う。