夕映えの間ノ岳と宵待 月 |
午後4時過ぎ、用事があって山をおりる途中、ひらけた北東のそら、間ノ岳のすぐ上に白いまん丸(と思った)な月が浮かんでいる。月齢をみたら14齢、満月の前を「宵待月」とよぶらしい。昔の人は粋な呼び方をするものだ。たしかに空が暗くなるのを待っているようだ。
カメラカメラ・・・コンデジしか持っていないが、とにかくシャッターを切る。
夕映えの白根三山に宵待月 |
すぐにもいつもの撮影スポットの柿畑へと思ったが、いくら暇人でも師走は忙しい。とにかく用事を先に済ませようと300mほどくだったら、山が赤く染まりだした。近くの集落の細い路地に車を入れさせてもらって、二枚目の写真を撮る。東山魁夷の「残照」という絵を思い出す。
いつもの柿畑からもう山は暗くなりかけていた |
急いで用事を済ませ、いつもの柿畑に暴走。 いつものことだが、おひさまはストンと落ちる。残念ながら着いたときには、山は白に変わり、月もだいぶ高くなっていた。 とにかく寒い。今夜は「煌々と照る月」という表現がピッタリになりそうだ。