2012年12月27日木曜日

夕映えの白根三山に宵待月

夕映えの間ノ岳と宵待月
夕映えの間ノ岳と宵待 月

  午後4時過ぎ、用事があって山をおりる途中、ひらけた北東のそら、間ノ岳のすぐ上に白いまん丸(と思った)な月が浮かんでいる。月齢をみたら14齢、満月の前を「宵待月」とよぶらしい。昔の人は粋な呼び方をするものだ。たしかに空が暗くなるのを待っているようだ。

カメラカメラ・・・コンデジしか持っていないが、とにかくシャッターを切る。

夕映えの白根三山に宵待月
夕映えの白根三山に宵待月

  すぐにもいつもの撮影スポットの柿畑へと思ったが、いくら暇人でも師走は忙しい。とにかく用事を先に済ませようと300mほどくだったら、山が赤く染まりだした。近くの集落の細い路地に車を入れさせてもらって、二枚目の写真を撮る。東山魁夷の「残照」という絵を思い出す。

いつもの柿畑から
いつもの柿畑から
もう山は暗くなりかけていた

  急いで用事を済ませ、いつもの柿畑に暴走。
 いつものことだが、おひさまはストンと落ちる。残念ながら着いたときには、山は白に変わり、月もだいぶ高くなっていた。 

  とにかく寒い。今夜は「煌々と照る月」という表現がピッタリになりそうだ。