2012年12月21日金曜日

「冬至カボチャ」と「いとこ煮」

Yamagara friendry style
変なかぼちゃ

  今日は冬至、夏採って保存しておいたものを、この時期に食べるカボチャを冬至カボチャというが、家内が「寒くなってから収穫できるカボチャがあって、"冬至カボチャという種類"のある」と言う。そして写真のようなカボチャをもらってきた。ホクホクして美味い。9月に苗を植えて、11月なかばすぎ寒くなると収穫できるのだそうだ。このヘチマ形のほかに、普通の丸いのも頂いた。寒くなってから採れるものを総称して”冬至カボチャ”と言っているようだ。
  グーグルで写真を検索したら、1件だけヘチマみたいなカボチャがあったが、イタリヤから輸入したものだった。そういえば、京野菜でひょうたん型のカボチャがある。 ご近所のチョウキチ&調理師IGさんに一つおすそ分けしたらご存知で「これ高いんだよぉ」と言っておられた。

  子供の頃、体によいと食べさせられた「冬至カボチャ」は、べちゃべちゃ・どろどろの醤油味の煮物で、苦手だった。後に、ほくほくの栗かぼちゃというのが出てきたが、前者のベージュ色のベチャベチャかぼちゃが日本種、緑色の栗かぼちゃが西洋種らしい。

  子供の頃、カボチャ嫌いなので、よく「カボチャの汁粉」を作ってもらった。が、兄たちには不評だった。汁粉といってもあずきが入っているわけではなく、ベチャベチャカボチャの果肉をどろどろに煮て、砂糖を加えたものだ。それにすいとんが入っていた。今考えると、これにコンソメとミルクを入れると、カボチャのポタージュになる。

  冬至カボチャを検索していたら、カボチャとあずきを煮たのを「冬至カボチャ」と言っている人が多い。えっ?それ私の好きな「いとこ煮」と言うんじゃないの?
  なんで「カボチャ」と「あずき」が親戚なんだよと、ずっと思っていた。 調べてみると「煮え方が違う野菜を別々に調理して混ぜる調理法」とある。
  違う野菜を「おいおい煮る」→「甥と甥」で従兄弟。また、「めいめいに煮る」→「姪と姪」で従姉妹という「オヤジギャグ」が料理名になっていた。寒いギャグなので、今の季節にピッタリ(^_^;)