愛用の風邪薬 |
むかし「かぜひこさん」の異名をとった私が、飯田の山の中に引っ越してから、ほとんど風邪をひかなくなった。まいにち森林浴しているおかげと、人に隠れて暮らしているので、風邪をうつされるチャンスがないということだと思う。
名古屋から飯田にお嫁に来た、近所の蕎麦屋の店員さんも「飯田に来てから、風邪をひかなくなりました」と言っていた。飯田の街は、とびきり澄んだ空気なのだ。
唯一の感染源が、うちのフーチャだ。鉄の胃を持つと言われた彼女も、としには勝てず、よく風邪で医者にかかる。
彼女は11月の初めから先週まで、2種類の風邪をひいて医者にも2回世話になり、雨仰庵を風邪ウイルスでいっぱいにした。気をつけていたが、とうとう2回目で風邪をもらい、せきが出て頭痛がいたい。
昔はしょっちゅう飲んでいたのであまり効かなかった、市販の期限切れ風邪薬が、たまにのむとよく効く。そのせいで朝から晩まで眠り狂四郎になって、なにもできない。
きょうの昼食後、薬をのむため水を汲みながら、アミンの”私待つわ”の調子で「わた〜しの〜む〜わ〜、いつまでもの〜む〜わ〜」と声に出して歌ったら、家内がゲラゲラ笑う。
なんだと聞いたら、「私もいま、おんなじように”わたし〜の〜む〜わ〜”と歌っていたが、恥ずかしいので声に出さなかった」と言う。
家内は「恥ずかしい」という言葉を知らないと思っていたが、その人が 「恥ずかしい」と思うことをやってしまったしまった島倉千代子(^_^;)