飯の食い場もない 散らかりよう |
いよいよ切羽詰まって年賀状の版画づくりを始めた。いま我が家はご覧のとおり、唯一のテーブルがドッチラカッテご飯も食べられない。
しょうがないので、簡単な食事を台所でとる。こんな時、誰かが来るとほんとに困る。これを片付けて、また散らかすのは大変疲れる。
昨年紹介したが、反転した下絵を版木に転写するために小さなスクリーン印刷機(昔のプリントゴッコの親分みたいなもの)を買った。この工程が一番の苦労だったので楽になった。しかし、みごとに散らかる。おまけに、スクリーンが太陽光を嫌う(感光してしまう)ので、夜でないと版木に転写できない。
いざ版木に印刷しようと思ったら、さらの版木が見つからない。いつものように「我が家の必要な物は必要なときには見つからない」モードになった。しょうがないので、4年前の使用済み版木の裏を使うことにした。なんと昔は景気が良かったのか、高級な桂の木だった。
パソコンで版下4枚作成に丸一日。2日目にしてダウン寸前。若い頃は徹夜して彫ったが、明日からにして寝ることにする。
このごろはいい加減になって、別に元日に年賀状が届かなくたっていいよなぁと思う。それなら、苦労してまで木版画の年賀状を作らなくてもいいじゃないかと思うかもしれないが、これは小学1年生のときから始めた年越しのイベント。いまさら、やめるわけにもいくめぇ。