もうすぐ食べられてしまう栗きんとんと栗虫?羊羹 |
信州も、丹波地方と同じように栗菓子がいろいろあるが、飯田市のとなり町、岐阜県中津川市は「栗おこわ」と「栗きんとん」が名物だ。わたしの思う「栗きんとん」は、正月のおせちにあった、芋きんとんに、運がよければ見つかる栗の甘露煮が入ったものだ。だがこの中津川の「栗きんとん」は、栗を裏ごしし、茶巾絞りにした季節限定の和菓子。
この「栗きんとん」、私はむせるので苦手だが、ピアノのK先生の大好物。今朝、レッスンの確認電話をした時「先生は栗きんとんはお好きですか?」とジョークをいれたら、「むっふっふ」という返事だった。きょうは中津川経由で、栗きんとんをお土産にする。
中津川には十数軒のきんとん屋があるが、KKやとSUやが人気が高い。以前KKやで注文中、上品そうな婆さんが割り込んできて、店員もそっちを先に応対してしまった。KKやの方が地元では格式が高いらしいが、従業員のしつけもできていない店では、もう買わない。
”あんこもの評論家”のK先生もSUやの素朴な味が良いと言っておられるので、SUや西木店に寄る。先生いわく「これを食べたら、モウシンデモイイ」という「栗虫羊羹?栗蒸し羊羹」とあわせて持参した。この季節、年一回の心づけ。
栗きんとん効果か、「最後に弾きたい曲を弾きなさい」といわれて弾いたノクターン1番を、弟子入りして4年半、初めて褒めていただいた。道楽でやっているわたしにでもマジで指導くださっているので、練習方法をほめられても、演奏をほめられたことはない。
喜びマイマイもつかの間、事故で中央道の伊那~駒ヶ根間が通行止め。大きな事故らしく、いつまでたっても開通しない。仕方がないので、伊北ICでおりて、いつもなら2時間半を延々5時間半、クタクタと家に帰りついた。
本日の格言 「禍福は糾える縄の如し(カフクハアザナエルナワノゴトシ)」