2012年8月17日金曜日

ねえきり???

牛すじとこんにゃくの煮物  体調が悪いことにようやく慣れてきたのか、やる気前向き週間に入った。
  昨日はわがToDoListにたまっていた懸案事項がたくさんかたづき、冷凍庫ではばをきかせていた「牛すじ」の下ごしらえもできた。
  「牛すじカレーも久しぶりにいいな」と思ったが、冷蔵室の上段に、おいてけ堀のこんにゃくを発見した。賞味期限2012年8月2日とある。すえた飯でも食べて育った世代としては、そう簡単に捨てるわけにはいかん。嗅いでみたら大丈夫そうなので、牛すじとこんにゃくの煮物にすることにした。買い物ついでに、ちくわと厚揚げを買ってきた。なんのことはない、この暑いさなか、おでんになっちまった。

  私のおでんのイメージは、ひとつひとつ串に刺してあって、味噌だれにひたし、青のりを振りかけて食べる。食べたあと「にっ」と笑うと、歯に青のりがついていて、よくからかいあったものだ。
  ところが関西に行ったら、串がない。おまけに、おでんをよそ者扱いして「関東炊き」という。 どうも、私がおでんと思っているのは、「静岡おでん(しぞーかおでん)」とよばれていて、全国的には変わったものらしい。

  子供の頃、おでん種のうち、「こんにゃく」を「ねえきり」とよんでいた。ググっても出てこないので、最近は言わないのか、我が家だけの方言かわからない。推測だが「煮え切り」→「煮詰まった」という意味ではないかと思う。

  こんにゃくは、特に味がしみにくいが、しぞーかおでんのねえきりは、味がたっぷりしみて、とびっきりうみゃ~。
  小学校の宿題で、「うちで話している言葉を書いてきなさい」というのがあった。「うみゃ~、うみゃ~」と書いて行ったら、先生に5重◎をもらった。帰るなり、喜び勇んで母親に見せたら、「あしゃぁ、こんな汚にゃ~言葉を使ったことがにゃ~。恥ずかしい。」といって叱られた(^^ゞ
  あの頃の教育方針で、なぜか方言は悪い言葉として教育されていたのだ。