2012年8月12日日曜日

伊那谷B級グルメ ソースカツ丼もどき

ソースキャベツ  私にとって肉料理のごちそうといえば、大晦日のすき焼き、そして時々作ってもらったトンカツ。ビフテキなるものは社会人になってから初めて食べたので、あまりコンプレックスもないし、食べたいとも思わない。

  結婚してから家内の実家におよばれに行くと、5月の節句だろうが、8月のお盆だろうが大晦日でも、暑い寒いにかかわらず滋賀県ではすき焼き接待。寒い時の料理だと思っていたので、最初びっくりした。何回か肉の買出しを仰せつかったが、極上の近江牛を2kgと何万円も肉を買うので、これまたびっくりくりくり栗煎餅だった。
  一人暮らしでは、肉を入れながらジュウジュウして食べるすき焼きの醍醐味が味わえない。たまに食べるが、ただの牛肉の煮込みだ。

  もう一方の肉の雄「トンカツ」は、揚げ物をしないことにしたので、もっぱら外食だ。飯田には数軒トンカツの美味い店がある。それにしても誰が始めたのか、待たせる間の暇つぶしに「すり鉢」とごまを持ってきて擦っておけという。「客に重労働をさせるとはふていやろうだ」といつも思う。
  そして伊那谷には全国的に有名な?(私は知らなかった)「ソースカツ丼」なるものがある。初期のB級グルメ大会で優勝したとか。残念ながら飯田にはうまいソースカツ丼の店がない。やっぱり発祥の地駒ヶ根だ。3軒ほどお気に入りの店がある。店によってソースの味や濃さが異なる。共通しているのは、普通のソースより甘酸っぱいことと、ご飯とトンカツの間にキャベツの千切りがどっさりしいてあるということだ。特製ソースカツ丼用ソースを、かく店で売っているが、ものすごく高い。

  今日冷蔵庫のチルドを覗いたら、家内が持ってきて食べ忘れたトンカツがあった。ではソースカツ丼にしようとソースを自分で作ることにした。
ソースカツ丼用ソース
 1.材料 ウスターソース、トマトジュース、酸っぱい系ジャム
 2.作り方 材料を1:1:1で混ぜて弱火で温める
今回酸っぱい系ジャムにはブラックベリージャムを使ったので、紫色のソースになった。杏を使えばもう少し明るい色のソースになると思うが、味はよくできた。

と、ここまで来て、いざ食べようと思ったら、家内から緊急メールがきて
「あのトンカツは一週間前のものなので、食べるのはやめよ」
  時期が時期なので、急遽ソースキャベツになった(^^ゞ