2013年1月3日木曜日

書き初め 「摩訶般若波羅蜜多心経」

写経
書き初め 写経

  今年はNK-Japan夫妻と、松川の光蓮寺で除夜の鐘つきをしながら新年を迎えた。NK氏いわく「除夜の鐘をゴウンと突くと、一年運がつく」
  私の場合は、「運の尽き」だったらしく、年末の無理と暴食がたたって、元旦・2日と体調をくずし、完全介護状態のおかゆさんだった。

  やっと、体が全自動で動くようになったので、やろうと考えていた「書き初め」を、一日遅れでした。 

  年末に年賀状の宛名書きをした時、いくら「下手でいい」と言っても「これではなぁ」と、まず筆に慣れることから始めようと思った。まえから「写経」をしてみたいと思っていたので、一石二鳥とアマゾンで写経の紙を発注した。それが、元旦に年賀状と一緒に届いた。

  雄勝硯で、おもむろに墨をする。いい薫りが部屋中にただよい、雰囲気は上々。だが、体中カンカチコ、ピアノの発表会以来、久しぶりに手がふるえる(><) K先生の「お仕事じゃぁないんですから」というおまじないを思い出し、少し落ち着く。
  筆で書くと、書き順の大切さがわかる。「必」という漢字を、間違っているのを承知で、「心」から先に書いていた。この悪癖がたたって、「波羅蜜多」の「蜜」の字が形にならない。改めて書き順を確かめて書いたら、手本のようになった。
  一画ずつ、ゆっくりゆっくりなぞっていったら、だんだん子供の頃の習字の感覚を思い出す。特に「縦の棒」と「左のはらい」が、小学校のころから苦手だった。

  なんとか一時間ほどで一枚書き終えたが、最後の「為 平成二五年」を「為 平成二四年」とまちがえて、いきなりおジャンになった。やはり「運の尽き」だったのか(*_*;