昨年夏ごろの冬季予想では暖冬だったが、私が飯田に引っ越して一番寒い冬になった。
風邪をひいて風呂に2,3日はいれず、そのちょっとのすきに、交換したばかりの風呂の混合栓が、またやられてしまった。少しおしゃれな1レバー式のものだったので残念だったが、こんどこそは自分でパッキンを交換できる温水・冷水独立の一番古い型式の混合栓にした。
こんな寒さをしのぐには暖房はもとより厚着に限る。とくに私の病気は普通の人より脚が冷える。そこで、以前書いたパッチにお世話になることになる。
関西でばかりズボン下のことをパッチと言うかと思ったが、とおく江戸でも股引(ももひき)の足首までの長いものをパッチとよんでいたようだ。
ズボン下もパッチも股引も男物下着だったが、おしゃれな冷え性のバァサン達が最近パンツ(ズボン)をはくようになって、その下に履く股引を横文字で「ロングスパッツ」というようになった。ユニクロの店員に「股引」「ズボン下」はどこですかときいてもポッカ~んとしている。
この股引(ももひき)で思い出すのが、今日のお題の”パロディ”
ももひきや~古けてさばけて~穴があきぃ
冬の寒さに◯◯◯◯ちぢまる~
(注:◯◯◯◯は放送禁止用語、さばける=破れる)
冬の寒さに◯◯◯◯ちぢまる~
(注:◯◯◯◯は放送禁止用語、さばける=破れる)
もと歌はご推察かと思うが、百人一首の最後のうた
百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)の しのぶにも
なほあまりある 昔なりけり
順徳院(100番) 『続後撰集』
なんともお下劣・恐れ多きパロディだが、中学時代よく遊んでもらったURUちゃんに教わった。昔の中学生は教養があった??? 実はURUちゃんの親父さんが出どころ。
この親父さんにはキャンプに連れて行ってもらい、飯ごう炊飯の、かまどの作り方から水加減・火加減などいろいろ教えてもらった。私が、いま土鍋でも飯を炊けるのはこのお陰なのだ。